スーパー‐ケックビー【SuperKEKB】
SuperKEKB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:13 UTC 版)
素粒子反応の起こる数は、反応の起こる断面積(反応の起きる度合い)に加速器の性能を示すルミノシティをかけたものである。反応の起こる断面積は不変であるから、高いルミノシティを持つ衝突型加速器がBファクトリーとして高性能といえる。そこでKEKBは2010年で一旦運転を終了し、40倍のルミノシティを目指すSuperKEKBに改良された。この改良で電子のエネルギーは7 GeV、陽電子のエネルギーは4 GeVに変更された。また、電流は電子が1.4 Aから2.6 Aに、陽電子が1.8 Aから3.6 Aを目指している。また、電子と陽電子のビームのサイズも縮小された。これらの改良により、KEKBが持っていたルミノシティの世界記録を超えたLHCをさらに上回る高性能化に成功した。
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