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ストーミングホーム

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/27 04:54 UTC 版)

ストーミングホーム
マクトゥーム・アール・マクトゥームの勝負服
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1998年2月14日
死没 不明(2020年用途変更)
Machiavellian
Try To Catch Me
母の父 Shareef Dancer
生国 イギリス
生産者 Gainsborough Stud Management Ltd.
馬主 Maktoum bin Rashid Al Maktoum
調教師 バリー・ヒルズ(イギリス)
ニール・ドライスデール(アメリカ)
競走成績
生涯成績 24戦8勝
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ストーミングホーム (Storming Home) とは、イギリス生まれの競走馬種牡馬。2002年ジャパンカップに出走し、日本でチークピーシズが普及するきっかけを作った。種牡馬として一時期日本でも活動した。

経歴

競走馬時代

2000年(2歳)、7月のデビュー戦は9着だったが、2戦目で初勝利を挙げた。重賞初挑戦となったソラリオステークス (G3) では2着となったが、タタソールステークス (G3) は9着だった。

2001年(3歳)、4月に2勝目を挙げ(ブルーリバンドトライアルステークス)、ダンテステークス (G2) 3着となって挑んだダービーステークスは、ガリレオ (Galileo) らに敗れ7着だった。続くキングエドワード7世ステークス (G2) を制し、重賞初勝利を挙げたが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスでは、再びガリレオに敗れ4着だった。その後はグレートヴォルティジュールステークス (G2) で2着、ニエル賞 (G2) で7着となった。

2002年(4歳)、ジョッキークラブステークス (G2) で3着、コロネーションカップ (G1) で2着、ハードウィックステークス (G2) で2着と惜しいレースが続き、2年連続で出走したキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスでは6着だった。その後2戦して1勝し、チャンピオンステークス (G1) でムーンバラッドら相手にG1初勝利を挙げる。そして日本に初来日を果たし、中央競馬初出走となったジャパンカップでは15着という結果に終わった。

2003年(5歳)、アメリカのニール・ドライスデール (Neil D. Drysdale) 厩舎へ転厩し、移籍2戦目のチャールズウィッティンガムメモリアルハンデキャップ (G1) を制した。続くアーリントンミリオンは1着で入線したが、降着で4着だった。続くクレメント・L・ハーシュメモリアルターフカップステークス (G1) を制したが、ブリーダーズカップターフで7着となり、このレースを最後に競走馬を引退することになった。

種牡馬時代

2004年(6歳)、シャドウェルスタッド種牡馬入り。初年度種付料は1万ポンド。海外時代の産駒は2頭がG1を勝っている。

2006年(8歳)、ナナリースタッドに繋養先が移動。

2007年(9歳)、初年度産駒デビュー。日本に輸入され、ダーレージャパンスタリオンコンプレックスで繋養される。翌年より日本で供用が開始され、初年度の種付料は250万円。

2011年(13歳)、日本での初年度産駒がデビュー。

2015年(17歳)、イーストスタッドに繋養先が移動[1]2014年末時点での産駒成績は、中央重賞勝ち馬はおらず、地方重賞勝ち馬を2頭出すにとどまった。

2017年(19歳)、この年の種付けシーズン終了後にクラックステーブルに移動[1]

2020年(22歳)、用途変更となる[2]。その後の行方は不明。

代表産駒

エピソード

  • 2002年ジャパンカップでは、当時日本に馴染みの薄かったチークピーシズを装着していたことで話題となり、日本におけるチークピーシズ普及の火付け役となった。
  • 神経質な馬で、5歳時のアーリントンミリオンではレース中に観衆からの声援に驚いて大きく斜行し、騎手を振り落としてしまい1着入線しながら4着降着となった。
  • 血統表を見ると判るように、父方の祖父であるミスタープロスペクターの2×3(37.50%)をはじめ、ネイティヴダンサーの4×5×5×5(15.63%)やナタルマの4×4(12.50%)など非常に強いインブリードを持つ。ストーミングホーム自身は頑健であり、2歳時から5歳までの競走生活で世界各地のレースを転戦しつつ、大きな故障をすることなく24戦に出走している。

血統表

ストーミングホーム血統ミスタープロスペクター系 / Mr. Prospector2×3=37.50%、Native Dancer4×5×5×5=15.63%、Natalma4×4=12.50%、Almahmoud5×5×5=9.38%、Nasrullah5×5=6.25% (血統表の出典)

Machiavellian
1987 鹿毛
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Coup de Folie
1982 黒鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Raise the Standard Hoist the Flag
Natalma

Try to Catch Me
1986 鹿毛
Shareef Dancer
1980 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Sweet Alliance Sir Ivor
Mrs. Peterkin
母の母
It's in the Air
1976 鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
A Wind is Rising Francis S.
Queen Nasra F-No.4-k

脚注

  1. ^ ストーミングホームがクラックステーブルに移動競走馬のふるさと案内所、2017年9月28日閲覧
  2. ^ 2020年の供用停止種雄馬一覧 - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2022/2/5閲覧。

外部リンク


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