スタリオン
スタリオンの名は、星のstarと、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの愛馬であるArionを組み合わせた。1982年5月に発売、初代で終わった。
5ナンバーに収まるサイズのハッチバック(ファーストバック)クーペで、シャシーは当時のΣおよび∧から流用した。エンジンはターボ仕様の2L直4・SOHC・145psが主力だったが、NAもあった。ターボにATがあるのも魅力だった。スタイリングでは、リトラクタブル・ヘッドランプに特色があり、いかにもスペシャリティらしいクルマだった。
83年6月、ターボGSRⅡ・Ⅲの5速MT車に空冷式インタークーラーを装備した。アルミホイールのデザインを変え、タイヤは215/60となった。84年6月、4輪ディスクブレーキ、ピレリタイヤなどを装着した2000GSR-V発売。200psを誇る高性能と低燃費を両立させた、2Lシリウス・ダッシュエンジンを搭載したモデルだった。
88年4月、3ナンバー車に生まれ変わった。エンジンを2.6L直4・SOHCインタークーラー付きターボに換装、2Lはなくなった。90年10月のGTO登場で、その座を譲った。5月にはすでに生産を中止していた。
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