STAR DUST

アイビー図鑑

スター・ダスト(Star Dust)

ヘリックス種(Helix) 白斑の小葉で、白地に濃さの異なる緑が点々と入り、はるかかなたの星くずのよう。 アダムからの変異種。アダムはnone-revert(変異を起こさない)といわれる品種だがたまに気が変わるらしい。 スター・ダストは５月の新葉が特に美しい。 ハイゼルと同じものという説がある。ハイゼルは横幅があり少し大きい。ただサイズだけでは判断できない。 これらは鉢植え、バスケット、寄植え向き。 スター・ダストの変異種にすごく美しい小葉がある。スター・ダストーMという。ヘンリエットに似た爽やかな色合いである。 （ハイゼル、スター・ダストーM参照）

スター・ダストーＭ1(Star Dust)

ヘリックス種(Helix) スター・ダストの変異種で一面の白地の中にパラパラとみどりの星粒を撒き散らしている。 葉は小さな星型で、この白とみどりのイメージはヘンリエットに似ている。 ヘンリエットは楕円形の小葉でしばしば濃いみどりの枝が出る。 大きな鉢に植えたり施肥を多くするとこの濃いグリーンの枝がたくさん現れる。 これは白斑の小葉に共通の現象だがヘンリエットにおいてはそれが著しい。 この濃いグリーンの枝を挿し木しても白斑には戻らない。 したがってこのタイプは小さな鉢に植えて肥料をほんの少し与える。 成長は遅くなるがグリーンの勢いが強くなっては元も子もなくなる。 （ヘンリエット、スター・ダスト参照）

スター・ダストーＭ2(Star Dust)

ヘリックス種(Helix) これもスター・ダストの変異種で葉が爪楊枝ほどの細長い筒になっている。 これでは他の植物 のように光合成ができるのか？と心配になる。 細葉のヘッジ・ホッグに姿は似ている。しかしヘッジ・ホッグは同じ筒状の葉を非常にたくさんもっている。それで成長に必要な養分をまかなっていける。 葉が筒状になるアイビーは成長が遅い。ブラーニイがその例だがこのアイビーは葉を拡げる変化をすることによってその不利な状況から抜け出した。 このスター・ダスト-M2も同じような変化を起こすのではないか？ その結果、スター・ダストに戻るかもしれない。 （ヘッジ・ホッグ、スター・ダスト参照）