SH-Mobile AG5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:34 UTC 版)
「SuperH」の記事における「SH-Mobile AG5」の解説
第五世代。2010年に発表され、2011年に量産出荷が開始された。ドコモ、ルネサス、富士通、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、シャープの6社共同開発となった。最大動作周波数1.2GHzと、iモードケータイとしては最高クラスである「スマホ並み」の性能を標榜していたが、既にガラケー市場の終焉期であり、ガラケーの性能がいくら高くても大した意味はなく、コンシューマ向けSuperHシリーズとしては最後の製品となった。SH-Mobile Gシリーズで唯一ベースバンド・プロセッサとアプリケーション・プロセッサを統合しておらず、2009年10月にLTEベースバンドモデム技術「LTE-PF」の開発を完了したドコモとの兼ね合いから、ドコモのライセンス先であるMediaTekからベースバンドチップを購入することになるのか、あるいは2010年7月にノキアのベースバンド部門を購入したルネサスが、元ノキアの技術を元に開発したベースバンドチップを提供するのか、あるいはそれ以外の他社から購入するのか、ベースバンドチップを「自由に選べる」と言うポジティブな報道もあったが、単にメーカーの都合で無駄に複雑な仕様になっただけで、スナドラと比較すると、コスト的にも発熱的にも単純に不利であった。
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