SDIの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 13:46 UTC 版)
「シリアルデジタルインタフェース」の記事における「SDIの種類」の解説
SDI:SMPTE ST 259。HD-SDIの普及後はSD-SDIと呼ぶ場合もある。D-2 SDI:NTSCとPALに対応する。アナログではコンポジットに準ずる。D-2フォーマットのVTRで使用されたための俗称。 D-1 SDI : 525iと625iに対応する。アナログではコンポーネントに準ずる。D-1フォーマットのVTRで使用されたための俗称。 HD-SDI : SMPTE ST 292。1125iと1080i・750pに対応する。当初は1125iのみの対応で後に1080iと750pに対応した。アナログではY.Pb.Prに準ずる。 3G-SDI : SMPTE ST 425。1080pに対応する。コンポーネント信号規格のみ。Level A マッピング:3G-SDI専用のマッピング(SDI 伝送路内のデータ配置)なので伝送する信号が同じであれば転送レートを低く抑えられる。 Level B-DL マッピング:デュアルリンク(HD-SDI 2本分)のマッピングなので HD-SDI伝送系との親和性が高い(システム内で共存させ易い)。 6G-SDI : SMPTE ST 2081。コンポーネント信号規格のみ。 12G-SDI : SMPTE ST 2082。4Kに対応する。コンポーネント信号規格のみ。 Dual-Link HD-SDI : SMPTE ST 372。HD-SDIを2本1組で使用する事によって、4:2:2までの1080/60p映像と4:4:4映像に対応した。コンポーネント信号規格のみ。 Quad-Link 3G-SDI : SMPTE ST 425-5。3G-SDIを4本1組で使用する事で2160p(4K)に対応した。2SI : Two Sample Interleave。2サンプルごとに間引いた全画面映像4組を4本の3G-SDIで伝送する方式。伝送による遅延が少なく、画像合成が容易。 SQD : Square Division。画面を田形に区切った1/4ずつ(1080pに相当)の映像4組を4本の3G-SDIで伝送する方式。原理上伝送遅延が1フレーム以上発生し、画像合成が難しいが、既存の1080p設備を流用できてそれぞれの映像の確認が容易。
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