SADA〜戯作・阿部定の生涯とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 日本の映画作品 > SADA〜戯作・阿部定の生涯の意味・解説 

SADA〜戯作・阿部定の生涯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/14 16:23 UTC 版)

SADA〜戯作・阿部定の生涯』(サダ ぎさく・あべさだのしょうがい)は1998年2月21日に公開された[1]日本映画

戦前の日本を震撼させた『阿部定事件』を描いたドラマ。過去にも日活ロマンポルノや大島渚の『愛のコリーダ』が有名だが、今回は大林宣彦黒木瞳片岡鶴太郎で映画化。48回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。

あらすじ

神田の畳屋の阿部家の娘である定(黒木瞳)は、14歳の時、慶應ボーイの斉藤に処女を奪われる。そんな定を慰めたのが医学生の岡田(椎名桔平)で、定は岡田に恋をしてしまった。しかし、彼はハンセン氏病で、定の手に医療用ナイフを残して姿を消してしまった。芸者から売春婦になった定は各地を転々とし、やがてパトロンの立花の薦めで料亭「きく本」に住み込みで働き出す。

キャスト

スタッフ

楽曲

  • 主題歌「定のサバダバダ」
作詞:大林宣彦 作曲:堀内孝雄 歌:マキ凜子

製作

1938年生まれの大林宣彦は、子供の頃、親父に連れられて行った尾道の活動小屋で、全国巡業中の阿部定の芝居を観たという[2]。また尾道駅で次の巡業先に向かう阿部から『はい、坊ちゃん』とミカンを貰い、その時に阿部定の手が触れ、「いいおばあちゃんだな」と思い、大島渚監督の『愛のコリーダ』などの影響で、阿部定は猟奇的な事件を起こした女性というイメージが定着していたため、「普通のおばあさん」としての阿部定をいっぺん描いておきたいという思いが本作製作の動機という[2]

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ SADA 戯作・阿部定の生涯”. VOD劇場. 2022年12月12日閲覧。
  2. ^ a b 馬飼野元宏「大林宣彦インタビュー 『インディーズ歴60年の技を見せてやろうと思ったんだ』」『映画秘宝』2005年2月号、洋泉社、 72–75頁。




固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からSADA〜戯作・阿部定の生涯を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からSADA〜戯作・阿部定の生涯を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からSADA〜戯作・阿部定の生涯を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「SADA〜戯作・阿部定の生涯」の関連用語

SADA〜戯作・阿部定の生涯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



SADA〜戯作・阿部定の生涯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSADA〜戯作・阿部定の生涯 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS