RSM P 2523.8 "スコッティ"
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:07 UTC 版)
「ティラノサウルスの標本」の記事における「RSM P 2523.8 "スコッティ"」の解説
詳細は「スコッティ (ティラノサウルス)」を参照 RSM P 2523.8は、1991年8月にカナダ・サスカチュワン州のフレンチマンリバー渓にて、地元の高校教師のロバート・ゲハルトとロイヤル・サスカチュワン博物館(英語版)の学芸員ティム・トカリックが発見した。1994年6月にトカリックをリーダーとするチームが発掘に取りかかり、クリーニング・研究・展示のため発掘地点にほど近いイーステンド(英語版)という町に博物館の研究室が設置された。スコッティ(Scotty)の名前はトカリックらが現場でスコッチ・ウイスキーで祝杯を挙げたことに由来する。1995年に調査は一旦終了したが、1998年に未回収の骨が見つかったことで調査が再開され、2003年に完了した。 ちなみに、1995年にスコッティの発掘現場から数キロ離れた地点からティラノサウルスのものと思われる巨大な糞石が発掘されている。 2005年に国立科学博物館などで開催された「恐竜博2005」において、オリジナルの頭蓋骨がスーやトーマスの標本と共に展示された。また「恐竜博2016」では全身骨格のレプリカが展示された。 2019年に学術誌「The Anatomical Record」に掲載された論文では全長約13m、推定体重8.8トンで現在発見されているティラノサウルスの中で最大且つ最も長寿であるとされている。 日本で展示されたスコッティの全身骨格
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