ブリタニック (客船・3代)とは? わかりやすく解説

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ブリタニック (客船・3代)

(RMSブリタニック号 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 01:47 UTC 版)

基本情報
経歴
進水 1929年8月6日
就航 1930年6月28日
その後 1960年に解体
要目
総トン数 26,943トン
全長 217.0m(712フィート)
最大幅 25.1m
機関方式 ディーゼル 2基
出力 20,000馬力
航海速力 18.0ノット
旅客定員 1553名
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ブリタニック (RMS Britannic)は、イギリスの客船。1929年に進水し、1930年に竣工した。

概要

竣工

ブリタニックは、イギリスの造船会社、ハーランド・アンド・ウルフによって建造。総トン数26,943トン、全長217.0m(712フィート)。1929年8月6日に進水した後、ホワイト・スター・ラインに引き渡された。ホワイト・スター・ラインの所有する客船で唯一ディーゼルエンジンを使用している。尚、姉妹船にジョージック(RMS Georgic)が存在する。

ブリタニックは評判が良く、特に調度品はアール・デコとよばれる様式でつくられており、極めて豪華だった。

航海

処女航海は1930年6月28日リヴァプール-ベルファスト-グラスゴー-ニューヨークのルートだった。冬は特にカリブ海を航行するルートになっており、1934年ホワイト・スター・ラインからキュナード・ラインへ移籍。1935年から第二次世界大戦までロンドン-ニューヨークを結んでいた。

第二次世界大戦では1948年に通常の航海にもどるまで兵士を合計180,000人、距離376,000マイルを航行した。

その後

ホワイト・スター・ラインがキュナード・ラインに合併されたことによってできたキュナード・ホワイト・スター・ライン1950年キュナード・ラインと統合されたが、その後もブリタニックの塗装はホワイト・スター・ライン時代のままで、マストにはキュナード・ラインの旗の下にホワイト・スター・ラインの旗が残っていた。 1950年6月、パイオニル・ランドと衝突事故を起こしたが修理されて使われ続けた。

最後の航海

1960年11月25日、最後の航海としてニューヨークを出航。元ホワイト・スター・ラインの所有で、大西洋を横断していた船としてはこのブリタニックが最後だった。そして1960年12月2日リヴァプールに到着。同年12月16日、解体工事のためリヴァプールを出航、解体された。

関連項目




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