ブリタニア (蒸気船)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 15:59 UTC 版)
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| ブリタニア | |
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       ブリタニア
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| 基本情報 | |
| 船籍 |  イギリス | 
| 所有者 | キュナード・ライン | 
| 建造所 | ロバート・ダンカン&カンパニー | 
| 経歴 | |
| 起工 | 1840年 | 
| 進水 | 1840年2月5日 | 
| 就航 | 1840年7月4日 | 
| 最後 | 1880年に標的艦として処分 | 
| 要目 | |
| 総トン数 | 1,154トン | 
| 長さ | 63 m | 
| 幅 | 10.3 m | 
| 推進器 | 蒸気機関、外輪 | 
| 出力 | 約740i.h.p | 
| 最大速力 | 10.98 ノット | 
| 搭載人員 | 115名 | 
| その他 | マスト: 3本 | 
ブリタニア(RMS Britannia)は、ロバート・ダンカン&カンパニーが1840年に初めて建造したオーシャン・ライナーの1隻である。
概要
ブリタニアは、スコットランドのロバート・ダンカン&カンパニーで建造され、1840年2月5日に進水した。キュナード・ラインの所有で、姉妹船にアカディア、カレドニア、コロンビアが存在する。
性能
ブリタニアは比較的小型の船で、全長63m、全幅10.3m、補助用の帆を取り付ける3本のマストがあった。外輪船でエンジン出力は約740i.h.p、速力は比較的速く、約10ノットであった。総トン数は1,154トンで、乗客定員は115人、乗務員は82人であった。
処女航海
処女航海は1840年7月4日で、ハリファックス - リヴァプール間を航海日数12日10時間で横断し、復路では10日間、平均速力10ノットを記録した。なお、その後の8月14日の航海で速力10.98ノット、航海日数9日21時間44分を記録し、グレート・ウェスタンの記録を更新してブルーリボン賞を受賞している。同年8月に姉妹船アカディアと、同年10月にカレドニアと、翌年1月にコロンビアと合流し、4隻は乗客115人と225トンの荷物を運搬した。ダイニング・レストランは上甲板上の前後に長い船室の中にあり、女性専用のサロンも用意されていた。ハリファックスまでの運賃は35ギニーで、これには飲食代も含まれていた。
1842年5月11日に再びグレート・ウェスタンに記録を更新された。
軍の徴用
ブリタニアは、1849年3月にキュナード・ラインからドイツ海軍に売却され、バルバロッサ(SMS Barbarossa)と改名した。バルバロッサは9門の砲を搭載し、カール・ルドルフ・ブロミー提督の旗艦として1849年のヘルゴラント海戦に参加した。1852年6月にプロイセン海軍に移籍され、ダンツィヒ(グダニスク)で宿泊艦として使用された。1880年5月にプロイセン海軍から除籍され、同年7月に標的艦として沈められた。
関連項目
| 記録 | ||
|---|---|---|
| 先代 グレート・ウェスタン | ブルーリボン賞 (船舶)(東回り航路)保持船舶 1840年~1842年 | 次代 グレート・ウェスタン | 
「ブリタニア (蒸気船)」の例文・使い方・用例・文例
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