R4300i
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/09 04:43 UTC 版)
R4200の派生でMTIが組み込み用途に設計したR4300iは、1995年4月17日に発表された。NECと東芝にライセンス提供され、それぞれVR4300とTX4300として販売された。100MHz版と133MHz版がある。NECの製造したVR4300は若干修正を加えてゲーム機のNINTENDO64で採用された。このためMTIとNECは多大な収益を得て、1997年のRISCチップ市場(32/64ビット)でMIPSアーキテクチャが首位に躍り出た。 R4300iではR4200に比べて整数乗算器が改良されており、システムバスはコスト削減のため32ビット幅になっている。チップサイズは 45 mm2 で、0.35μmプロセスで製造された。パッケージは120ピンPQFP。電源電圧は3.3Vで、消費電力は100MHzで1.8W、133MHzで2.2Wである。 NECはVR4300の派生品として、VR4305とVR4310を1998年1月20日に発表した。VR4310は100MHz、133MHz、167MHzで動作し、0.25μmプロセスで製造され、120ピンPQFPでパッケージされた。
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