Quoted-printableのエンコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:05 UTC 版)
「Quoted-printable」の記事における「Quoted-printableのエンコード」の解説
任意の8 ビットバイト値は、3文字に符号化してよい。これは、「=」の後ろにそのバイトの数値を表す2桁の16進数文字(0から9またはAからF)を付けたものである。例えば、US-ASCIIの改ページ(NP)文字(10進数で12)は「=0C」と表される。また、US-ASCIIの等号(10進数で61)は「=3D」になる。印字可能なASCII文字以外のすべての文字、および改行文字はこのようにして符号化しなければならない。 すべての印字可能なASCII文字(10進数で33から126)はそのまま変換なしに表してよい。ただし、「=」(10進数で61)だけは例外である。 ASCIIのタブ文字(10進数で9)およびスペース文字(10進数で32)はそのまま変換なしに表してよいが、行末に現れた場合だけは例外である。これらの文字が行末に現れた場合は「=09」(タブ)および「=20」(スペース)に符号化されることになる。 符号化処理中のデータに、意味のある改行が含まれている場合、元のバイト値ではなくASCIIのCRとLFの並びに符号化される。逆にいえば、バイト値10および13が行末の意味を持たない場合は「=0A」および「=0D」に符号化される。 Quoted-printable で符号化したデータの行は、76文字を超えてはならない。符号化した文字列を変換せずにこの要件を満たすため、必要に応じてソフト改行 が追加される。ソフト改行は符号化後の行末に「=」が置かれたものであり、復号した文字列には改行は現れない。
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