Proportional approval votingとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > Proportional approval votingの意味・解説 

Proportional approval voting (PAV)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/04 15:31 UTC 版)

approval voting」の記事における「Proportional approval voting (PAV)」の解説

2001年Forest Simmonsによって提案された。選挙結果対す投票者の「満足度」を定義し、各投票者の「満足度」の総和最大化する候補者集合として当選者決定する是認した候補者のうち n {\displaystyle n} 人が当選した投票者の「満足度」は s n {\displaystyle s_{n}} と定義されるs n {\displaystyle s_{n}} は任意の増加列にとれるが、Simmons提案では s 0 = 0   ,   s n = 1 + 1 2 + ⋯ + 1 n ( n = 1 , 2 , … ) {\displaystyle s_{0}=0\ ,\ s_{n}=1+{\frac {1}{2}}+\dots +{\frac {1}{n}}\quad (n=1,2,\dots )} であった。これはドント方式類推であると見なせる。 PAV当選者決定NP困難である。つまり、大規模な選挙においては現実的な時間当選者の決定を行うことが不可能であると予想されている。 PAVの例を次に示す。候補者はA,B,C,Dの4人でこのうち2人当選するとする。満足度s n = 1 + 1 2 + ⋯ + 1 n {\displaystyle s_{n}=1+{\frac {1}{2}}+\dots +{\frac {1}{n}}} によって定義されるとし、投票次のようであったとする。 是認する候補集合ABACBCD投票数10 8 7 6 4 当選者組み合わせとしてありうるのはAB,AC,AD,BC,BD,CDの6通りで、それぞれについて「満足度」の総和次の表のようになる当選者ABACADBCBDCD満足度AとBを是認した投票者15 10 10 10 10 0 AとCを是認した投票者8 12 8 8 0 8 Bのみを是認した投票者7 0 0 7 7 0 Cのみを是認した投票者0 6 0 6 0 6 Dのみを是認した投票者0 0 4 0 4 4 全投票者合計30 28 22 31 21 18 よってBとCが当選となる。

※この「Proportional approval voting (PAV)」の解説は、「approval voting」の解説の一部です。
「Proportional approval voting (PAV)」を含む「approval voting」の記事については、「approval voting」の概要を参照ください。


Proportional approval voting (PAV)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 04:22 UTC 版)

認定投票」の記事における「Proportional approval voting (PAV)」の解説

2001年Forest Simmonsによって提案された。選挙結果対す投票者の「満足度」を定義し、各投票者の「満足度」の総和最大化する候補者集合として当選者決定する是認した候補者のうち n {\displaystyle n} 人が当選した投票者の「満足度」は s n {\displaystyle s_{n}} と定義されるs n {\displaystyle s_{n}} は任意の増加列にとれるが、Simmons提案では s 0 = 0   ,   s n = 1 + 1 2 + ⋯ + 1 n ( n = 1 , 2 , … ) {\displaystyle s_{0}=0\ ,\ s_{n}=1+{\frac {1}{2}}+\dots +{\frac {1}{n}}\quad (n=1,2,\dots )} であった。これはドント方式類推であると見なせる。 PAV当選者決定NP困難である。つまり、大規模な選挙においては現実的な時間当選者の決定を行うことが不可能であると予想されている。 PAVの例を次に示す。候補者はA,B,C,Dの4人でこのうち2人当選するとする。満足度s n = 1 + 1 2 + ⋯ + 1 n {\displaystyle s_{n}=1+{\frac {1}{2}}+\dots +{\frac {1}{n}}} によって定義されるとし、投票次のようであったとする。 是認する候補集合ABACBCD投票数10 8 7 6 4 当選者組み合わせとしてありうるのはAB,AC,AD,BC,BD,CDの6通りで、それぞれについて「満足度」の総和次の表のようになる当選者ABACADBCBDCD満足度AとBを是認した投票者15 10 10 10 10 0 AとCを是認した投票者8 12 8 8 0 8 Bのみを是認した投票者7 0 0 7 7 0 Cのみを是認した投票者0 6 0 6 0 6 Dのみを是認した投票者0 0 4 0 4 4 全投票者合計30 28 22 31 21 18 よってBとCが当選となる。

※この「Proportional approval voting (PAV)」の解説は、「認定投票」の解説の一部です。
「Proportional approval voting (PAV)」を含む「認定投票」の記事については、「認定投票」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「Proportional approval voting」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Proportional approval voting」の関連用語

Proportional approval votingのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Proportional approval votingのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのapproval voting (改訂履歴)、認定投票 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS