フォボス・モノリスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フォボス・モノリスの意味・解説 

フォボス・モノリス

(Phobos monolith から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 05:22 UTC 版)

中央にある影の長い岩がフォボス・モノリス。マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影。(MOC Image 55103, 1998).
フォボス・モノリスの位置。右側にあるのがスティックニー。(HiRISE image PIA10368)

フォボス・モノリスは、火星衛星であるフォボスにある岩である[1]。岩の大きさは85mから90mに達する[2][3]

概要

モノリスというのは地質学に見られる特徴の1つであり、一つの岩から成る石を指すので一枚岩とも言われ、地球にもウルルなどが存在する。フォボス・モノリスはフォボスに別の天体が衝突した時に噴出した岩が由来ではないかと考えられている。スティックニーの付近にあり、影が長く、よく目立つ[4][5]。エフレイン・パレルモによって発見され、ジョンソン宇宙センターの画像分析担当者ラン・フレミングなども確認した[6]。フレミングはフォボス・モノリスが人工物である可能性を視野に入れている[6]

フォボス・モノリスの探査はPRIME(Phobos Reconnaissance and International Mars Exploration、直訳するとフォボスの探査及び国際火星探査)というミッションが予定されている[4]。PRIMEミッションはオービターランダーから成り、フォボスの地質を調べるために4つの機器が設計されて打ち上げられる予定であった[7]。現在ではPRIMEミッションは発射日さえ計画されていない。元宇宙飛行士のバズ・オルドリンはフォボス・モノリスの探査に関心をもっている[8]

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フォボス・モノリス」の関連用語

フォボス・モノリスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フォボス・モノリスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフォボス・モノリス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS