ペクトライト【pectolite】
読み方:ぺくとらいと
ソーダ珪灰石(Pectolite)

Dominican Republic
NaCa2Si3O8(OH) 標本の幅約2.8cm(一面研磨)
カリブのジェムストーン「ラリマー(Larimar)」の名称で人気がある石です。
鉱物としては青色に色付いたソーダ珪灰石で、赤鉄鉱、自然銅、方解石など
を伴なって産出します。
ソーダ珪灰石(Pectolite)

Jeffrey mine,Asbestos,Quebec,Canada
NaCa2Si3O8(OH) 画像の幅約1.5cm
ソーダ珪灰石の例外的に大きな結晶です。
ソーダ珪灰石は針状結晶の集合体などで産出することが多く、このような大きな結晶標本は貴重です。
ペクトライト
(Pectolite から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 03:46 UTC 版)
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![]() pectolite(アメリカ合衆国産) | |
分類 | ケイ酸塩鉱物(イノケイ酸塩鉱物) |
化学式 | Ca2NaSi3O8(OH) |
結晶系 | 三斜晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
モース硬度 | 4.5 - 5.0 |
光沢 | ガラス光沢、絹糸光沢 |
色 | 無色、白色、水色、桃色、淡黄色、青色、灰色 |
比重 | 2.7 - 2.9 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ペクトライト(pectolite)またはソーダ珪灰石(ソーダけいかいせき)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は Ca2NaSi3O8(OH)。結晶系は三斜晶系。珪灰石グループの鉱物。
産出地
アメリカ合衆国、カナダ、イギリス、スウェーデン、チェコ、イタリア、ロシア連邦、モロッコ、バハマ、ドミニカ共和国など。
性質・特徴
透明、または半透明であり、不純物として含まれるマンガンにより桃色を、銅により水色をそれぞれ示す。また、シャトヤンシーを示すものもある。
硬度は4.5~5.0(シリカ成分が多くなると硬くなる)。比重は2.7~2.9。
用途・加工法
硬度が低く、また割れやすいが、トルコ石のように装飾品として利用される。
ラリマー
特にドミニカ産はラリマーと呼ばれ珍重されている。
参考文献
関連項目
外部リンク
- Pectolite, MinDat.org 2011年7月19日閲覧。 (英語)
- Pectolite, WebMineral.com 2011年7月19日閲覧。 (英語)
- “ペクトライト(ソーダ珪灰石)”. 地質標本館. 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2011年7月19日閲覧。
- Pectoliteのページへのリンク