PISAの順位変動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 03:02 UTC 版)
ゆとり世代のPISA(OECD生徒の学習到達度調査)の結果は以下の通りである。順位の下落が問題となったが、参加国数の増加、各国の教育水準の向上などにより前の世代との単純比較はできない。PISA2003及びPISA2012では、問題解決能力も実施され、PISA2018ではグローバル・コンピテンスが新たに導入された。PISA2000からPISA2012までは筆記型調査であったが、PISA2015以降はコンピュータ使用型調査に移行した。一部の国地域において筆記型調査に加えて、PISA2009ではコンピュータを使用した読解力調査(デジタル読解力)、PISA2012ではデジタル読解力、デジタル数学的リテラシーが実施された。 PISAの順位の変遷PISA受験対象生まれ読解力数学的リテラシー 科学的リテラシー 問題解決能力グローバル・コンピテンス PISA20001984年度生まれ8位 1位 2位 - - PISA20031987年度生まれ14位 6位 2位 4位 - PISA20061990年度生まれ15位 10位 6位 - - また、点数に関しても、全数調査ではなく標本調査であること、順位間で有意差がないところもあることに留意が必要であり、考慮した最低順位の結果は以下の通りである。 PISAの順位の変遷PISA受験対象生まれ読解力数学的リテラシー 科学的リテラシー 問題解決能力グローバル・コンピテンス PISA20091993年度生まれ9位*1 12位 6位 - - PISA20121996年度生まれ4位*1 7位*1 4位 3位 - PISA20151999年度生まれ9位 6位 3位 - - PISA20182002年度生まれ20位 8位 5位 - 不参加*2 出典:OECD生徒の学習到達度調査(PISA) *1:PISA2009のデジタル読解力は4位、PISA2012でのデジタル読解力は4位、PISA2012でのデジタル数学的リテラシーは6位であった。 *2:PISA2018のグローバル・コンピテンスは、文化的多様性に対する価値観を1つの指標で順位付けされる事を懸念し参加を見送った。次回については、参加を検討している。
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