PA-34-220T セネカ V
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/23 06:48 UTC 版)
「パイパー PA-34」の記事における「PA-34-220T セネカ V」の解説
1998年からはカウルを再改良し、計器類配置を見直したセネカ Vの生産が行われている。エンジンナセルは更に空気抵抗を減らすように改良され、巡航性能に寄与している。コクピット計器盤の改良が行われ、エンジン計器にジェット機のような小径計器2列配置を採用、それまでのセネカではエンジン計器が基本計器に隣接して散在していた為、この改良によって視認性は向上した。またスイッチ類を計器盤から天井パネルに移動した。これによって前面風防は上下方向に薄くなり多少視界は狭くなったが、自家用機としては大型機のような雰囲気が、訓練機としては教官席から操作確認がしやすい点が何れも好評なようである。 2006年度モデルからはアビオニクス機器にAvidyne社製グラスコックピットが選択できるようになった。これらのグラスコックピットには、基本的な計器情報、エンジン情報、航法情報、の他にチェックリストや多くのオプション(気象レーダー、他の航空機の位置情報、燃料計算、地面衝突警告、雷計測など)の情報を同時に表示することが可能で、より複合的なフライトマネジメントが可能になっている。
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