PA-34-200T セネカ II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/23 06:48 UTC 版)
「パイパー PA-34」の記事における「PA-34-200T セネカ II」の解説
1975年からは、改良したPA-34-200T セネカ IIの生産に入っている。セネカ I型は安定性の良い機体であったが、状況によっては舵が重いとの指摘もあり、こういった飛行中の操作性(Flight Quality)を向上する為に操縦系統を改良した。エルロンを拡大し均衡式に変更、ラダーにバランスタブを追加、スタビレータのバランスウエイトを大型化した結果、改善が見られた。またエンジンもコンチネンタル社製 TSIO-360-E6 (200hp /2575rpm SL)6気筒にグレードアップされ、特にターボ過給機を装備することになったので高空性能や高地からの離陸性能が大幅に向上した。エンジンの製造メーカが変更になったが左右エンジン逆回転は変わらず、取扱いが容易という美点は変わらない。
※この「PA-34-200T セネカ II」の解説は、「パイパー PA-34」の解説の一部です。
「PA-34-200T セネカ II」を含む「パイパー PA-34」の記事については、「パイパー PA-34」の概要を参照ください。
- PA-34-200T セネカ IIのページへのリンク