+P弾薬の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/02 13:21 UTC 版)
ある銃に+Pに対応していることを明示する刻印があるか、または、その銃の説明書に明記されていない限り、+P弾薬を使うべきではない。疑問がある場合は、ガンスミスにチェックしてもらうか、メーカーに連絡を取って、その銃で+P弾薬を使っても安全かどうか確かめる必要がある。+Pの弾薬には、ヘッドスタンプ(英語版)がはっきりと刻印されている。例えば、9mmならば「9mm Luger +P」と刻印されている。 +Pまたは+P+弾薬を使うと、どんなピストルであっても、その部品の疲労は増加し、耐用年数は低下する。 安全性と耐久性に関する疑問に加えて、信頼性と使いやすさの問題がある。+P弾薬は、通常の弾薬とは大幅に異なる質の反動(en:recoil)を発生させることがあり、これが銃の機能に影響を与えることがある。例えば、反動利用式の銃は、反動によって動作する部品の速度が速すぎると、正しく機能しないことがある。また軽量なリボルバーでは、弾頭にはたらく締め付けを超えるに充分な反動力によって薬莢と弾頭が外れ、弾頭はシリンダー内で前方へ移動し得る。これはシリンダーが固着する原因となる。+Pロードの増大した速度と圧力は、マズルブラストと反動を増大させ、多くの射手にとって扱いを難しくさせる。これらの問題は、コンパクトかつ軽量な短銃身銃の場合により悪化する。
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