OPS-3/5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 09:48 UTC 版)
海上自衛隊は、まずアメリカから供与されたブルーバード級掃海艇の搭載機としてAN/SPS-5Bを入手したほか、あさかぜ型護衛艦(旧米グリーブス級駆逐艦)およびくす型護衛艦(旧米タコマ級フリゲート)のSGおよびSL-1の換装用としても供与を受けた。またこれを模倣して、国産化初の対水上捜索用レーダーとしてOPS-3が開発されたが(日本無線製)、システム容積はオリジナルよりも大きくなり、また部品の品質のために発熱の問題にも悩まされた。なお同機は、後に戦闘指揮所(CIC)の指示器と連接可能なOPS-5に発展した。 これらも米軍機と同様にXbバンド(6.4 GHz帯)を使用していたが、上記の周波数割り当て変更に伴って同周波数帯はテレビの中継放送に用いるSTリンクに割り当てられたことから、これとの干渉が問題になり、1957年にはCバンド(5 GHz帯)に改修された。これにあわせてアンテナの大型化などの改良も行った結果、対空捜索用としてもOPS-2の性能を軽くオーバーする性能を発揮できるようになった。 搭載艦艇 OPS-3はるかぜ型護衛艦(28DD) 護衛艦「あけぼの」(28DE) いかづち型護衛艦(28DE) 初代むらさめ型護衛艦(30DDA) あやなみ型護衛艦(30DDK) OPS-5初代あきづき型護衛艦
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