OPR (OPeRate) 命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 13:57 UTC 版)
「PDP-8」の記事における「OPR (OPeRate) 命令」の解説
条件付き操作のほとんどを含め、多くの操作はOPR命令として実行される。OPR命令ではメモリ位置をアドレスで示すということがない。条件付き操作は1命令をスキップするか否かを判断する命令であり、通常はその1命令をJMP命令とすることで条件分岐として機能させる。 OPR命令はマイクロコード化されている。これはマイクロプログラム方式だということを意味しているのではなく、命令語の各ビットがそれぞれ特定の動作に対応しており、複数のビットをセットすることでそれらを1命令で実行できる場合があることを意味している。アセンブリ言語で記述する際には複数のニーモニックを並列に書く。するとアセンブラがそれらのコードをORして1命令にする。上述のIOT命令も周辺機器がマイクロコード化している。 マイクロコード化された動作の実行順序は決まっており、多くの組合せが最も便利になるような順序で実行される。 OPR命令にはいくつかのグループがある。ビット3、ビット8、ビット11 でグループが識別され、異なるグループのマイクロコード化操作は1命令で指定できない。
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