プログラムカウンタのアドレッシングモード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 17:01 UTC 版)
「PDP-11」の記事における「プログラムカウンタのアドレッシングモード」の解説
R7(プログラムカウンタ)を使用する場合、以下の4つのアドレッシングモードが意味のある効果を発揮する。 コード名称例説明27 イミディエート OPR #n オペランドは命令内にある。 37 絶対 OPR @#a オペランドの絶対アドレスが命令内にある 67 相対 OPR a 命令に続くワードの内容 a を PC+2 に加算したものをアドレスとして使用する。 77 相対間接 OPR @a 命令に続くワードの内容 a を PC+2 に加算したものをアドレスのアドレスとして使用する。 絶対モードは例えば、固定のアドレスにマッピングされたI/Oレジスタのアクセスに使用する。相対モードはプログラムの変数を参照する場合や分岐先を指定する場合に使用する。相対モードや相対間接モードのみを使ったプログラムは位置独立となる。つまり、プログラムを配置するアドレスが仮定されていないので、任意の位置にロードでき、移動させることも可能である(リロケータブルバイナリ)。 イミディエートモードと絶対モードは通常の自動インクリメントモードと自動デクリメント間接モードに対応している。上の表にあるように補助ワードを「命令内」にあるとするか、命令の次のワードと考えるかは立場によって異なる。なお、PCは常に次々と命令を指していくので、常に2ずつ自動インクリメントされる。
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