ナチュラル・カラーズとは? わかりやすく解説

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ナチュラル・カラーズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 07:59 UTC 版)

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ナチュラル・カラーズ
プリシラ・アーンカバーアルバム
リリース
録音 2012年4月 - 5月[3]
ジャンル フォークポップス
時間
レーベル EMIミュージック・ジャパン
プロデュース プリシラ・アーン(#8を除く全曲)[3]
マリウス・デ・ヴライス(#2)[3]
ブラム・インスコア(#8)[3]
エグゼクティブ・プロデューサー行方均[3]
チャート最高順位
  • 186位(日本[1]
プリシラ・アーン アルバム 年表
幸せのみつけ方
(2011年)
ナチュラル・カラーズ
(2012年)
ホーム〜マイ・ソング・ダイアリー
(2012年)
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ナチュラル・カラーズ』(Natural Colors)は、アメリカ合衆国シンガーソングライタープリシラ・アーン2012年に発表したカバーアルバム。フル・レングスのアルバムとしては通算3作目に当たり、当時アーンが所属していたブルーノート・レコードの作品の日本発売元に当たるEMIミュージック・ジャパンにより制作・発売された。

背景

スタジオジブリ作品のカバー・アルバムを作りたいという思いから発展して作られた作品で、本作では「風の谷のナウシカ」(映画『風の谷のナウシカ』より)、「やさしさに包まれたなら」(映画『魔女の宅急便』より)といったジブリ関連作品が歌われた[4]。そして、最終的にはSUPER BUTTER DOGくるり井上陽水はっぴいえんどといった日本のアーティストの曲も含む内容となった。はっぴいえんどのカバー「風をあつめて」は、アーンが初めて好きになった日本語の曲とのことで、映画『ロスト・イン・トランスレーション』のサウンドトラックを聴き、この曲を知ったという[5]。日本の曲のカバーに関しては、大部分の曲は日本語詞で歌われているが、SUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」は英語詞と日本語詞の2種類のバージョンが収録された[2][5]

モンキーズのカバー「デイドリーム・ビリーバー」は、ザ・タイマーズのカバーにおける日本語詞も取り入れられており、アーン自身は「タイマーズのバージョンを聴いたときは、清志郎さんの歌の生命力に驚きましたね」とコメントしている[5]。また、アーンのオリジナル曲「希望の歌」と「ドリーム」も、本作では日本語詞と英語詞の両方を織り交ぜた内容となっている[2][5]

反響・評価

日本では2012年7月9日付のオリコンチャートで最高186位を記録し、4週チャート入りした[1]。CDジャーナルのミニ・レビューでは「くるり、荒井由実、『風の谷のナウシカ』、ビートルズ……などが、淡い歌声で再現される時、客観的な視線は無意識な形で言葉の美しさを浮き彫りにする」と評されている[6]

収録曲

  1. デイドリーム・ビリーバー - "Daydream Believer" - 4:04
  2. 風の谷のナウシカ - 4:47
  3. サヨナラCOLOR (English version) - 4:49
  4. ばらの花 - 5:03
  5. ノルウェーの森 - "Norwegian Wood (This Bird Has Flown)" - 2:20
  6. やさしさに包まれたなら - 4:12
    • 作詞・作曲:荒井由実
    • 荒井由実が1974年に発表したシングル曲。
  7. 帰れない二人 - 4:40
  8. 哀しみのアダージョ - "T'en va pas" - 3:46
  9. 風をあつめて - 4:10
  10. 希望の歌(日本語詞付) - "Song for Hope" - 3:28
    • 作詞・作曲:プリシラ・アーン
    • 2011年に「Song for Japan」というタイトルでYouTubeにアップされたオリジナル曲。正式な録音は本作が初となる。
  11. ドリーム(日本語詞付) - "Dream" - 3:44
    • 作詞・作曲:プリシラ・アーン
    • メジャー・デビュー作『グッド・デイ』(2008年)からのシングル曲のセルフ・カバー。
  12. サヨナラCOLOR - 4:50
    • 作詞・作曲:永積タカシ
    • 3.と同じ曲だが、ここではオリジナルの日本語詞で歌われた。

参加ミュージシャン

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c ORICON NEWS
  2. ^ a b c d プリシラ・アーン、最新作は「サヨナラCOLOR」含むJ-POP曲中心の癒しのカヴァー集!”. CDJournal. 音楽出版社 (2012年6月4日). 2017年9月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e CDブックレット内クレジット
  4. ^ 内本順一 (2012年6月28日). “プリシラ・アーン「なぜ日本語で? 私はジブリの映画の大ファンだったから」”. BARKS. Japan Music Network. 2017年9月15日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 内本順一 (2012年6月28日). “プリシラ・アーン、「できれば次のアルバムは2枚組にして…」”. BARKS. Japan Music Network. 2017年9月15日閲覧。
  6. ^ プリシラ・アーン / ナチュラル・カラーズ”. CDJournal. 音楽出版社. 2017年9月15日閲覧。



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