NTSC白黒テレビの仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/05 09:11 UTC 版)
「映像信号」の記事における「NTSC白黒テレビの仕様」の解説
NTSCにより統一標準化された白黒テレビ放送の主な仕様は以下の通りであった。 伝送フレーム数:30フレーム/秒 2:1インターレース 走査線総数:525本有効走査線本数:約485本 解像度:垂直は約330本、水平解像度は約350TV本 映像信号極性:ベースバンドでは正極性(信号の振幅が増加すると輝度が増加する。白が最高レベルで黒が最低レベル) 放送波では振幅雑音の影響を軽減するため、負極性に反転して振幅変調する。 水平同期信号:15.75kHz (=525*30)個/秒のパルスで、1本の走査線毎の同期を示す 垂直同期信号:60Hz毎秒でフィールド毎の同期を示す 音声信号:ベースバンドでは映像信号とは独立。放送波では映像搬送波から4.5MHz高い周波数にオフセットした音声搬送波を周波数変調している。 カラー化においては、この白黒テレビの仕様から、後方互換(カラーテレビでも白黒放送が見られる)と前方互換(白黒テレビでもカラー放送が(白黒になるが)見られる)の両方をほぼ完全に実現して、カラー化がおこなわれた。
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