NPT(えぬぴーてぃー)
核兵器不拡散条約(NPT)は、「核兵器を増やさないようにしよう」という条約だ。キューバ危機のあと、核保有国の広がりを抑えるために、この条約が調印された。1968年に調印され、1970年に発効した。日本は1976年に批准している。インド、パキスタン、イスラエル、キューバなどが未加盟だ。
2000年4-5月、核拡散防止条約再検討会議が国連本部で開かれた。同会議では、戦術核の削減や兵器用核分裂物質生産禁止条約交渉の5年以内の妥結など、核保有5カ国が核廃絶を目指すことを約束した。
核を持っていない国は、これから先も、核を持ってはいけない
核保有国は核兵器の作り方を他国に教えてはいけない
核保有国は、核兵器を他国に供与してはいけない
核保有国はおたがいに核軍縮に努めるべき
核拡散防止条約に加盟すると、国際原子力機関(IAEA)の査察対象になる。核保有の疑いのある国に対し、IAEAが強制査察することで、核兵器不拡散条約の実効性を高めるためだ。
(2000.10.24掲載)
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