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NISHIOKA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/01 14:40 UTC 版)

NISHIOKA
2023年
基本情報
出生名 西岡 秀記
生誕 (1982-03-13) 1982年3月13日(43歳)
出身地 日本 大阪府大阪市西成区
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 2002年 -
レーベル
公式サイト NISHIOKA OFFICIAL WEB SITE
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NISHIOKA(にしおか、1982年3月13日 - )は、日本シンガーソングライター。旧名義かつ本名は西岡 秀記(にしおか ひでき)。2020年より現在の名義に改名して活動している。大阪・西成をルーツに持つ。

来歴

大阪市西成区で生まれ育つ。地域の環境や人との関わりが、後の音楽活動に大きな影響を与えている。

10代の頃より音楽制作を開始し、初期はカセットMTRなどを用いた自主録音で楽曲を制作していた。

高校卒業後は音楽活動に専念し、ストリートライブや自主CDの販売を経て、2005年に初のCDリリースを果たす。

2005年にシングル『Last Christmas~With You~』でCDデビュー。2017年4月26日にはシングル『追憶』でキングレコードよりメジャーデビューを果たした。以後、複数の作品をリリースし、ラジオ番組を中心に活動を展開した。

同姓同名の人物との混同が音楽流通や検索の場面で発生していたことから、2020年より名義を「NISHIOKA」に変更した[1]

名義変更後は、Tune Factoryからの独立リリースを継続。2023年2月18日にはアルバム『ISHIKORO』(全10曲収録)を発表した[2]

2023年12月1日、アルバム『ISHIKORO』収録曲の『TORIKAGO』がiTunes UK J‑POPデイリーチャートで1位を獲得[3]、12月30日には同収録曲の『Kodoku no hana』が同チャートで1位を獲得した。2025年3月17日には同収録曲の『ISHIKORO』が同チャートで1位を獲得。

2025年5月3日には楽曲「HANAZONO」がiTunes UKシンガーソングライターチャートで5位を記録。5月14日にはSpotify UK Top 50チャートで26位にランクインし、6月6日にはiTunes USシンガーソングライターチャートで3位、同フォーク部門で全米1位を獲得した[4][5][6][7]

2025年8月1日にリリースしたシングル『GENKI DASEYO』が、iTunes UKシンガーソングライター部門で10位を記録した[8]

同年8月11日には、米国のニュースメディア『CB Herald』に特集され、かつて日本最大のスラム街と呼ばれた大阪・西成区を拠点に掲げてきた「西成から世界へ」というビジョンを実現した姿が紹介された。[9]

2025年10月1日リリースの『SUNNY HOLIDAY』は、10月2日にiTunes UKシンガーソングライター部門でTOP100の7位を記録し、10月11日にはiTunes USシンガーソングライター部門でもTOP100の15位を記録した[10]

2025年10月25日には、橿原神宮で執り行われた「航空母艦 瑞鶴 慰霊祭」において、 祖父であり瑞鶴乗組員だった西岡稔(享年79)への鎮魂と平和への祈りを込め、 自ら作詞作曲した楽曲『不滅の絆』(2016年制作)をギター弾き語りで奉納した。 この様子は、奈良新聞、号外NET浪速区・西成区、Yahoo!ニュース、 および産経ニュース(オピニオン欄「浪速風」)など複数のメディアで紹介された。2025年10月25日には、橿原神宮で執り行われた「航空母艦 瑞鶴 慰霊祭」において、祖父であり瑞鶴乗組員だった西岡稔(享年79)への鎮魂と平和への祈りを込め、自ら作詞作曲した楽曲『不滅の絆』(2016年制作)をギター弾き語りで奉納した。この様子は、奈良新聞、号外NET浪速区・西成区、Yahoo!ニュース、および産経ニュース(オピニオン欄「浪速風」)など複数のメディアで紹介された。[11][12][13][14]

人物・エピソード

祖父や武豊の影響もあり、競馬騎手になるのが夢だった[15]。中学卒業後、競馬学校へ進学したいと考えていたが、親からの反対を恐れて言い出せず、結局流れで「答案に名前を書くだけで入学できる」と評されていた公立高校を受験する[15]。しかし、実際に名前だけ書いて提出したところ、応募数が多かった影響もあり不合格となる。結局、私立の高等専門学校へ進学することとなる[15]

高専初期、周囲に暴走族がいた影響もあり、グレかける[15]大正区で暴走族のケンカに巻き込まれ、腰に切り傷を負う。これを機に、暴走族との関わりを断ち切った[15]

音楽性・制作スタイル

ブラジルのラジオ局 「Ouro Verde FM」 は、NISHIOKAの音楽を「都会の片隅に咲くような歌」と紹介している。[16]

独立レーベル「Tune Factory」の設立以降は、全楽曲の作詞・作曲・編曲を自身で手がけており、プライベートスタジオでの録音・ミックスによるセルフプロデュース体制を基本としている。[17]

演奏はアコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムパーカッション、キーボード、ボーカルを中心に構成され、シンプルな編成でメッセージ性の強い表現を追求している。[18]

ディスコグラフィ

西岡秀記 名義

  • 1stシングル『Last Christmas~With You~』(2005年12月1日)
  • 1stアルバム『Forever one day』(2012年12月16日)
  • 2ndシングル『不滅の絆』(航空母艦追悼イメージソング/2016年10月25日)[19]
  • 3rdシングル『追憶』(2017年4月26日)
  • 2ndアルバム『君が人生の刻』(2017年11月1日)
  • 3rdアルバム『境界線上の愛の詩』(2017年11月1日)
  • 4thアルバム『Treasure』(2018年10月1日)[15]
  • 4thシングル『Soul of Turf』(2019年7月1日)

NISHIOKA 名義

  • 1stアルバム『ISHIKORO』(2023年2月18日)
  • 1stシングル『HANAZONO』(2025年5月1日)
  • 2ndシングル『GENKI DASEYO』(2025年8月1日)
  • 3rdシングル『SUNNY HOLIDAY』(2025年10月1日)

出演

脚注

出典

  1. ^ Profile」『nishioka.news』2023年10月17日。2025年6月14日閲覧
  2. ^ 1stアルバム「ISHIKORO」配信リリース開始しました。」NISHIOKA Official、2023年2月18日。2025年6月10日閲覧
  3. ^ 1st Album「ISHIKORO」収録のISHIKOROとTORIKAGOがiTunesのUnited Kingdom でデイリーランキング1位と2位を独占しました。」NISHIOKA official、2023年12月12日。2025年6月10日閲覧
  4. ^ From the slums of Nishinari to the world: NISHIOKA's 'HANAZONO' hits #3 on iTunes US SSW Chart」Benzinga、2025年6月6日。2025年6月10日閲覧
  5. ^ NISHIOKA、新曲「HANAZONO」がiTunes UKシンガーソングライターチャートで日本人初のTOP10入り」Musicman、2025年5月3日。2025年6月15日閲覧
  6. ^ 日本人シンガーソングライターNISHIOKA、iTunes USシンガーソングライターチャートで3位を記録 — 注目はiTunes UKトップ10からSpotify UK“Top 50”へと拡大」『Limitless Magazine』2025年6月6日。2025年6月15日閲覧
  7. ^ 世界の西成へ。ー『HANAZONO』がiTunes 全米「シンガーソングライター」ランキング3位を記録!万博が“未来”を語るその時、一曲の“日本語のリアル”がアメリカで刺さった」『朝日新聞デジタル(PR TIMES)』2025年6月6日。2025年6月15日閲覧
  8. ^ 【大阪市西成区】NISHIOKAさんの新曲「GENKI DASEYO」英配信10位&ブラジルでも話題”. Yahoo!ニュース(号外NET). すずまる (2025年8月7日). 2025年8月9日閲覧。
  9. ^ From Nishinari to the World – NISHIOKA’s International Chart Success” (英語). CB Herald (2025年8月11日). 2025年8月16日閲覧。
  10. ^ https://www.usnationaltimes.com/article/857515412-japanese-independent-artist-nishioka-reaches-15-on-u-s-itunes-singer-songwriter-chart-and-7-on-u-k-chart
  11. ^ 橿原神宮で空母・瑞鶴 慰霊祭 不戦の誓い新たに”. 奈良新聞. 奈良新聞社 (2025年10月26日). 2025年10月29日閲覧。
  12. ^ 【橿原市】戦後80年の節目に…「航空母艦 瑞鶴 慰霊祭」で鎮魂歌『不滅の絆』を奉納”. 号外NET 浪速区・西成区. 株式会社ビー・エム・エル (2025年10月27日). 2025年10月29日閲覧。
  13. ^ 奈良県橿原神宮にて執り行われた「航空母艦 瑞鶴 慰霊祭」で鎮魂歌『不滅の絆』を奉納”. Yahoo!ニュース. Yahoo!ニュース エキスパート (2025年10月27日). 2025年10月29日閲覧。
  14. ^ <浪速風>空母・瑞鶴への鎮魂の思い”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2025年10月28日). 2025年10月29日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g 西岡秀記「西岡秀記「Treasure」インタビュー」『音楽ナタリー』(インタビュー)、2018年10月1日。2025年6月10日閲覧
  16. ^ Cantor e compositor japonês NISHIOKA alcança o 15º lugar no iTunes dos EUA e o 7º lugar no Reino Unido com o single 'Sunny Holiday'” (ポルトガル語). Ouro Verde FM. Rádio Ouro Verde FM 105.5 (2025年10月14日). 2025年10月29日閲覧。
  17. ^ Tune Factory”. Tune Factory. 2025年10月29日閲覧。
  18. ^ NISHIOKA Interview”. Musicman. 2025年10月29日閲覧。
  19. ^ 空母『瑞鶴』乗組員の孫が鎮魂歌、シンガー・ソングライター西岡さん『平和の礎築いてくれた』 10月慰霊祭で披露”, 産経WEST, 2016年8月16日.
  20. ^ 西岡秀記『Treasure』」AGALTA。2025年6月10日閲覧

外部リンク


西岡 (曖昧さ回避)

(NISHIOKA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 07:00 UTC 版)

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西岡(にしおか)は地名。

西岡(にしのおか)

西岡(にしおか)は日本人の姓。

関連項目




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