NIHSSと併用されることの多い評価項目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 04:39 UTC 版)
「NIHSS」の記事における「NIHSSと併用されることの多い評価項目」の解説
点数がADL障害を十分に反映しないことからmodified rankin scale(mRS)、stroke impairment assessment set(SIAS)などを併用することがある。 modified rankin scale(mRS) mRS程度内容0 全く症候がない 自覚、他覚所見なし 1 症候はあっても明らかな障害はない 日常の務めや活動は行える 2 軽度の障害 発症以前の活動を全て行えるわけではないが身の回りのことは自立 3 中等度の障害 何らかの介助を必要とするが歩行や食事は自立している。 4 中等度から重度の障害 歩行、着衣、食事に介助は必要であるが持続的な介助は必要ではない 5 重度の障害 常に誰かの介助が必要である 6 死亡 stroke impairment assessment set(SIAS) Brunnstrom Stage 発症時のBrunnstrom StageがIV以上ならば6ヶ月以内にほぼ完全に回復に達するとされ、発症後2週間の時点でStageがIV上に回復する例は8割の患者でStageVIで回復するとされている。上肢、指、下肢でそれぞれStageを決める。 stage内容I 反射的に随意的にも、筋の収縮や運動がみられない(弛緩状態) II 連合反応または随意的筋収縮がわずかに認められる(痙性が出始める) III 随意的に共同運動として関節の運動が可能になる(痙性が著明になる) IV 分離運動が部分的に可能となる(痙性がやや弱まる) V さらに分離運動進展した状態になる(痙性が軽減する) VI 分離運動が自由に、速く、協調性をもって行えるようになる(痙性が消失あるいは目立たなくなる)
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