NAACPの奮闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 21:08 UTC 版)
「アフリカ系アメリカ人公民権運動」の記事における「NAACPの奮闘」の解説
1909年2月12日に、社会学者のW・E・B・デュボイスとアイダ・B・ウェルズらの黒人と白人有志によって設立された「アフリカ系アメリカ人委員会」を前身とし、1910年5月にモアフィールド・ストーリを会長に発足した全米黒人地位向上協会(NAACP)は、設立以降これらの深刻な人種差別に立ち向かった。 黒人のみならず白人の活動家もメンバーに迎えたNAACPによる活動は、次第にアメリカ全土にその裾野を広げて行ったものの、短期間のうちには人種差別法を掲げていた南部諸州のみならず、アメリカ国民の多数を占めていた白人に深く根付いた、白人至上主義をもとにした黒人やインディアン民族、アジア系などの有色人種に対する人種差別意識、そして人種差別法を改めることはできなかった。 しかしNAACPは、その後も地道かつ堅実な運動を通じてアメリカにおける人種差別解消に対する戦いを続けて行き、人種差別の解消に対して大きな影響力を持つ団体となり、現在も活発な活動を続けている。
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