Mark 1 Star
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:34 UTC 版)
「Ferranti Mark 1」の記事における「Mark 1 Star」の解説
最初の2台を製造後、新たな改良版の設計が完了し、Ferranti Mark 1* または Ferranti Mark 1 Star と呼ばれた。命令セットがより使いやすく整理されている。二進数と文字のランダムな対応は改善され、0から31までの数に対応した文字は ø£½0@:$ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ となった。またインデックスレジスタを使った命令には副作用があるため、プログラミングに奇妙な対処を必要としていたが、その副作用も除去された。同様に JUMP 命令は指定したアドレスの1つ前のアドレスに分岐するという、これもインデックスレジスタの奇妙な振る舞いと同様の理由でそうなっていた。しかしそのようなこだわりは、理論的には意味があっても実用には迷惑なだけだったため、修正された。入出力も修正され、5ビットの最下位ビットを「右」に置くようにした。このような様々な修正により、大幅にプログラミングが容易になった。少なくとも7台の Mark 1* が1951年から1957年にかけて顧客に納入されており、例えばアムステルダムのシェルの研究所にも納入されている。 ティム・バーナーズ=リーの両親は Ferranti Mark 1 および Mark 1* の開発に携わっていた。
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