MIDS-JTRS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/15 05:01 UTC 版)
「多機能情報伝達システム」の記事における「MIDS-JTRS」の解説
「統合戦術無線システム」も参照 MIDS-LVTのベンダのうち、アメリカ側の2社によって開発されている、より先進的なMIDSがMIDS-JTRSであり、アメリカ軍においてはAN/USQ-190の制式番号が付与されている。これは、MIDSと、アメリカ軍の次世代無線通信システムである統合戦術無線システム(JTRS)を統合する試みであり、MIDS-LVTと同程度の容積・消費電力に押さえつつ、次世代の無線ネットワークとして開発中の広帯域ネットワーク波形(WNW)に対応し、またアメリカ国家安全保障局が開発した新しい暗号方式によるセキュア通信を実現する。このような性格上、MIDS-JTRSは、MIDS-LVTよりもさらに厳格な輸出統制がなされる見込みである。 イーサネットのインターフェースとしては、従来のMIDS-LVTではアタッチメントユニットインターフェイス(英語版)が使用されていたのに対し、10BASE-Tが用いられている。 2006年11月には、F/A-18Eへの搭載に関する適合性が確認された。
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