MADE IN JAPAN ~こらッ!~とは? わかりやすく解説

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MADE IN JAPAN ~こらッ!~

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/13 18:01 UTC 版)

MADE IN JAPAN~こらッ!~は2010年に京都で作られた映画。

目次

概要

京都造形芸術大学 映画学科の一大プロジェクト「北白川派映画芸術運動[1]」の第二弾として作られた高橋伴明監督作品。

「プロと学生が共同で映画を企画・製作していく」という北白川派の理念に則り、脚本に和間千尋(同大学)、 主演に大西礼芳(同大学・当時一回生)が起用され、松田美由紀山路和弘松原智恵子浅見れいなといったプロ俳優が脇を固めた。 和間の完全オリジナル脚本に大西という若く力強い才能が加わり、さらに高橋伴明が監督することで、今までにない斬新な家族映画となった。 監督は”救いのない喜劇” ”サイケデリックな映画”と語っている。

そして「作るだけが映画じゃない、観せることまでが映画である」という考えのもと、宣伝・配給も同大学の学生が行っている。

あらすじ

祖母(松原智恵子)の死をきっかけに、雛子(大西礼芳)の一家は崩壊を始める。父・完治(山路和弘)はショックから引きこもり始め、母・春子(松田美由紀)はそんな父親にあきれつつも、雛子の同級生で両足が動かない健一(関屋和希)の介護を続ける。雛子はそんな両親に不満を抱きつつも牛乳配達の仕事をしていた。表面上は取り繕って生活していた家族だったが、完治の「母さん(祖母)の飯が食べたい」という発言から少しずつ家族の関係が崩れ始める。そして、それぞれの本音が明かされたとき事態はとんでもない方向へ向かっていって……。

キャスト

  • 雛子 - 大西礼芳
何事にも無関心。牛乳配達をしながらチャイムを押すという嫌がらせをする。父と母に対し不満を抱いている。健一と同級生。
雛子の母。健一のヘルパーとして働いている。母という立場上、家族の崩壊を止めようとする。
雛子の父。実母の死にショックを受け、引きこもり酒に逃げるようになる。実母との思い出に執着する。
  • 健一 - 関屋和希
雛子の同級生。両親を亡くし、姉・貴子と二人暮らしをしている。両足が動かないため、春子に世話をしてもらっている。
健一の姉。両親がいないため、母代わりとして働きながらも健一の面倒をみている。
  • 珠子 - 伊藤菜月子
雛子の友人。バーで働いている。雛子の愚痴を聞かされている。
雛子の祖母で完治の実母。この祖母の死が家族の崩壊のきっかけとなる。

スタッフ

  • 監督 - 高橋伴明
  • プロデューサー - 山本起也・高橋伴明
  • 脚本 - 和間千尋
  • 撮影監督 - 小川真司
  • 録音 - 清水充・日比和久
  • 美術 - 嵩村裕二

注釈

  1. ^
    映画を通して新たな芸術運動の狼煙(のろし)を上げるために、京都造形芸術大学映画学科から立ち上がったプロジェクトである。 映画学科が一丸となり、その全機能を駆使しながら、プロと学生が共同で毎年一本の劇場公開作品を完成させて発表する。
    第一弾は、故・木村威夫監督作品「黄金花」(主演:原田芳雄松坂慶子)。
    将来的には学生が監督することも視野に入れながら、「大学は映画の現場と同じ」であるという理念のもと、本物の映画を企画・製作している。


外部リンク


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