LinuxとBSD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 14:18 UTC 版)
「スーパーキー (キーボード)」の記事における「LinuxとBSD」の解説
スペースカデットキーボードの時代に設計されたため、X11では(キーボードで一般的に利用可能だった「シフト (Shift)」「コントロール (Control)」「オルト (Alt)」とともに)「メタ (Meta)」「スーパー (Super)」「ハイパー (Hyper)」のシフト状態を定義した。PCのキーボードにはこれらのキーが存在しないため、これらのシフト状態を作ることはできなかった。これらの修飾子を使用した唯一のソフトウェアはEmacsだった。 Windowsキーが付いたキーボードが登場したことで、これらのシフト状態の1つにキーを割り当てることが可能になった。メタを使用するEmacsコマンドの多くは、メタの代わりにAltキーやEscキーを使用するようになっていた。そこで、Windowsキーはスーパーに割り当てられることになった。数年後にはこれが標準的なキーアサインになった。 マイクロソフトの著作権で保護された用語を避けるため、多くのLinuxドキュメントではこのキーを「スーパー」と呼んでいるが、このキーが「Windowsキー」だと考えているユーザーを混乱させている。 大部分のLinuxデスクトップ環境はスーパーキーを、アプリケーション自体により用いられるコマンドとしてではなく、ウィンドウ管理やアプリケーションの起動など、WindowsにおけるWindowsキーと同じように使用する。また、スーパーキーを押しながらマウスをクリックすることで、ウィンドウの端をクリックすることなくウィンドウを動かしたり大きさを変更したりできるデスクトップ環境もある。 GNOME 3では、デフォルトで、スーパーキーを放すとアクティブウィンドウを表示する。 OpenboxとKDEでは、スーパーキーは修飾キーとして使用できるが、デフォルトのショートカットでは使われていない。 Unityでは、スーパーキーはランチャーの制御とウィンドウの管理に使われている。
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