LST-4_(戦車揚陸艦)とは? わかりやすく解説

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LST-4 (戦車揚陸艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/07 09:59 UTC 版)

LST-4
経歴
運用者  アメリカ海軍
 イギリス海軍
建造所 ドラヴォ・コーポレーション
起工 1942年7月4日
進水 1942年10月9日
就役 1943年2月14日
退役 1944年12月23日
除籍 1946年6月19日 (イギリス)
最後 1944年12月24日にイギリス海軍で就役、1946年前半に退役
1947年9月10日ボルチモアでスクラップとして売却
要目
種別 LST-1級戦車揚陸艦
排水量 軽荷 :1,651トン
満載 :4,145トン
長さ 100メートル
15メートル
吃水 積み荷により変化
速力 12ノット
乗員 士官、兵員129名
搭載能力 1,600トン - 1,900トン
搭載人員 士官14名、兵員131名
兵装 連装40mm機関砲 x 2
単装40mm機関砲 x 4
単装20mm機関砲 x 12
搭載艇 LCVP x 6
その他 従軍星章4個
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LST-4 (USS LST-4)は、アメリカ海軍戦車揚陸艦である。390隻建造されたLST-1級戦車揚陸艦の4番艦。この艦級の揚陸艦は名前を付けられず、常に識別番号で呼称された。LST-4は地中海で主に活動し、その功績により従軍星章を与えられている。その後HM LST-4としてイギリス海軍に従事し、戦後アメリカ海軍へ返還され、任を解かれた後廃棄のため公売にかけられた。

建造

LST-4は1942年7月4日アメリカペンシルバニア州ピッツバーグのドラヴォ・コーポレーションによって起工され、1942年10月9日に進水した。ジョン(ジェニー)・バートロが後援し、1943年2月14日にアメリカ海軍へ就役した。

第二次世界大戦

地中海

LST-4はヨーロッパ戦域に従事した。以下はLST-4が従軍星章を受章した要因となったものである。

退役

LST-4は1944年12月23日にアメリカ海軍を退役し、残る大戦中はHM LST-4としてイギリス海軍に貸し付けられた。

イギリス指揮下

HM LST-4は1944年12月24日チュニジアビゼルトで就役した。1945年1月14日、HM LST-4はターラントピレウス間を航海中に機雷に接触した。だが、応急的な処置がギリシャで、1945年10月10日から10月24日までマルタで本格的な修理が行われるまでの間、HM LST-4は沈没せずに持ちこたえた。

LST-4は作戦行動を終えたため1946年前半にアメリカへ出航した。しかし途中でスクリューが1つ欠損したためほかの戦車揚陸艦にノーフォークまで牽引されていった。

戦後

1946年6月19日に除籍されたLST-4は、1947年9月10日にボルチモアでスクラップの為売却された。

参考文献

関連項目




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