KMの強盗致傷事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:49 UTC 版)
「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事における「KMの強盗致傷事件」の解説
加害者KMは1994年8月10日22時前ごろ、パチンコ店「パーラーEX」(愛知県津島市杁前町)の駐車場で当時18歳少年(一連の事件とは無関係。保護観察処分 / 岐阜県海津郡在住)と共謀し、乗用車で店に来ていた会社員・甲(当時22歳)に対し「車で近くの中学校まで送ってほしい」と依頼し、自身は助手席に、共犯少年が後部座席助手席側に、KMの連れ1人が後部座席運転席側にそれぞれ乗車して発進させた。 KMは送ってもらう途中でコンビニエンスストアに立ち寄り、カッターナイフ1本(平成7年押第231号の1)を購入し、走行中の車内で共犯少年にカッターナイフを示し「これでやるんや」と伝え、2人で甲から金品を強奪しようと考えた。その後、いったんは「忘れ物を取りに行く」と言って甲に指示してパチンコ店へ戻り、再び自動車を走行させたが、同日22時30分ごろには甲に命じて津島市大字津島字南新開63番1の路上に停車させ、甲に自動車のライトを消灯させてエンジンも切らせた。すると甲に「態度がでかい」などと因縁をつけ、甲の顔面を拳で数回殴り、カッターナイフを突き付けて顔の前で刃を出し入れしたほか、降車した共犯少年が運転席の窓越しに甲の顔面を拳で殴った。さらにKMは甲に所持金を尋ね、甲の財布の中身を確認して「金額が違う」と因縁をつけ、さらにカッターナイフを握りしめた拳で甲の顔面を数回殴打した。一連の暴行によりKMは甲に通院加療約2週間の怪我(顔面挫創・顔面打撲の障害)を負わせた上で、甲の反抗を抑圧して現金30,000円を奪った(強盗致傷罪)。
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