JavaScript 2.0とは? わかりやすく解説

JavaScript 2.0

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:59 UTC 版)

JavaScript」の記事における「JavaScript 2.0」の解説

次世代JavaScriptとして、"JavaScript 2.0" を作ろうとした動き2度あったが、いずれもまとまらなかった。 1度目ECMAScript 3が完成したのち2000年から2003年にかけて発生したが、ネットスケープマイクロソフト対立でまとまらなかった。当時ネットスケープ提案していた案はアドビActionScript 2.0引き継がれマイクロソフトの案はJScript .NETへと引き継がれた。 その後ネットスケープ及びMozilla FoundationECMAScript策定並行してJavaScript拡張しJavaScript 1.x系列としてバージョンアップ繰り返していた。ECMAScript側ではECMAScript 4策定1999年以降進められており、2006年時点Mozilla Foundationはこれに基づいてJavaScript 2.0を作成することを表明していた。MozillaECMAScript 4策定にあたってPython文法一部取り込んだ案を提案しており、自身でもこれを実装していた。 しかしその後ECMAScript標準化作業Mozilla, Adobe, Opera, Googleらが推す ECMAScript 4 と、Microsoft, Yahoo! らが推す ECMAScript 3.1事実上分裂してしまった影響から、2008年8月大きな方針転換があり、ECMAScript 4破棄され後者ECMAScript 5として2009年標準化された。ECMAScript 4に入る予定だった機能新たに発足したECMAScript Harmony」に先送りとなった。これは後にECMAScript 2015として標準化完了した。 なお、ECMAScript 5が標準化され以降MozillaJavaScript実装ECMAScriptへの準拠謳うようになった。そしてバージョン番号での呼称行われなくなり、JavaScript 2.0は事実上死語となった

※この「JavaScript 2.0」の解説は、「JavaScript」の解説の一部です。
「JavaScript 2.0」を含む「JavaScript」の記事については、「JavaScript」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「JavaScript 2.0」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「JavaScript 2.0」の関連用語

JavaScript 2.0のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



JavaScript 2.0のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのJavaScript (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS