JCGLの設立
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1981年、日本で最初の商業CGスタジオJCGL(ジャパン・コンピュータ・グラフィックス・ラボ)を渋谷区南平台に設立。JCGLは、2階建てのブティック風のつくりながら、地下にスタジオやマシンルームを備えるという遊び心に富んだものであった。来日時のビル・ゲイツも見学に訪れたという。 1984年、製作講談社、配給東宝東和系で映画『SF新世紀レンズマン』を製作。宇宙船などを3DCGによって表現した。ニューヨーク工科大学の技術が導入されたものであった。 機器の高機能化・低価格化に伴う所有機材の陳腐化や財務状況の悪化、特許に関する訴訟などによってJCGLは次第に疲弊し、ナムコ(現・株式会社バンダイナムコエンターテインメント)に吸収される。当時のJCGLのスタッフは離散したが、日本のCG発展に寄与することとなる。 1985年、スタッフ教育のためにJCGL内に発足した「CGカリキュラム研究会」は、その後、CG-ARTS協会へと発展し、CGクリエイター検定などを実施している。
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