JAS 39E/F(グリペンNG)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 16:54 UTC 版)
「サーブ 39 グリペン」の記事における「JAS 39E/F(グリペンNG)」の解説
グリペンDemoの改修を基にさらなる改修を施した発展型。機体性能を落とさず軽量化を果たしたグリペンDemoの成果を踏まえ、当初のコンセプトからは離れて機体を大型化した(従来の複座型クラスの機体を単座型として運用)。これにより最大離陸重量は16,000 kg超と、ほぼ初期型F-16相当の規模にまで拡張されている。C/D型からの最大の変更点はF404の後継にあたるF414-GE-39E(F/A-18E/Fに採用されているF414系でDemoに搭載したF414Gの改良型)へのエンジン換装で、アフターバーナー不使用の超音速巡航(スーパークルーズ)能力を獲得、SELEXガリレオ・アヴィオニカのAESAレーダーES-05レイブンの搭載、スカイワード-GIRSTなど装備している。コンピュータやアビオニクスはHMDコブラの採用、大型液晶ディスプレイを採用したグラスコックピットによるセンサーフュージョン機能、衛星通信能力・改良型データリンク、デュアルデータリンク、ビデオリンク、改良型電子戦機器、次世代型データ処理、高度なデータ通信、ネットワークセントリック戦術機能などの導入があげられる。さらに2年ごとにソフトウェアをアップデートすることで能力を維持するとしている。
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