IPermission.Demand メソッド
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


通常、このメソッドは、リソースにアクセスするためのアクセス許可が呼び出し元に確実に与えられるように、セキュリティ設定されたライブラリで使用されます。たとえば、セキュリティ設定されたクラス ライブラリのファイル クラスは、呼び出し元が要求するファイル操作を実行する前に、必要な FileIOPermission に対して Demand を呼び出します。
このインターフェイス メソッドを実装するクラスのほとんどは、完全なスタック ウォークを実行することによって必要なセキュリティ基準を満たしますが、スタック ウォークは必ずしも実行されるわけではありません。スタック ウォークを実行しない実装の例としては、PrincipalPermission.Demand があります。
スタック ウォークの実行時に、このメソッドを呼び出すコードのアクセス許可はチェックされません。チェック対象は、そのコードの直前の呼び出し元からスタックの上位にある呼び出し元です。コール スタック内で上位にあるメソッドが下位にあるメソッドを呼び出すことができるように、通常コール スタックは、下方向に影響力を持つものとして表現されます。Demand は、SecurityException が発生しない場合にだけ成功します。

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