IMEIとIMEISVの構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/13 16:52 UTC 版)
「International Mobile Equipment Identity」の記事における「IMEIとIMEISVの構造」の解説
IMEI(14桁とチェックディジット1桁)やIMEISV(IMEI Software Version、16桁)には、製造元、機種、シリアル番号といった情報が含まれている。IMEI(およびIMEISV)の構造は 3GPP TS 23.003 にある。機種と製造元はIMEI/SVの先頭8桁で示され、この部分をType Allocation Code (TAC) と呼ぶ。IMEIの残りの部分は製造各社が定義するが、最後の1桁はLuhnアルゴリズムを使ったチェックディジットである(この桁は決して送信されない)。 2004年以降、IMEIのフォーマットは AA-BBBBBB-CCCCCC-D のようになっている。IMEISVではチェックディジットを除き、代わりに Software Version Number (SVN) と呼ばれる2桁の数字を末尾に連結する。したがって AA-BBBBBB-CCCCCC-EE のようなフォーマットである。 AABBBBBBCCCCCCDEEReporting Body Identifier - GSMAがTACの割り当てを承認したグループを示す。 TACの残りの部分 その機種のシリアル番号 番号全体のチェックディジット(またはゼロ) Software Version Number (SVN) 2002年より以前にはTACは6桁で、その後に2桁の Final Assembly Code (FAC) があった。FACはその機器を組み立てた工場を示す製造業者固有の番号である。 例えば、35-209900-176148-1 というIMEIや 35-209900-176148-23 というIMEISVには、次の情報が含まれる。 TAC: 352099 は、BABTに割り当てられた番号であり、2099 が個別の機種に対する番号である。 FAC: 00 は、古いフォーマットから新しいフォーマットへの過渡期に使われた番号(後述)。 SNR: 176148 は、その機種の個々のユニットを識別するためのシリアル番号。 CD: 1 なので、GSM Phase 2 またはそれ以降に対応。 SVN: 23 は、その携帯電話にインストールされたソフトウェアのリビジョンを表す。99 は予約されている。 2004年4月1日フォーマットが更新され、Final Assembly Code をやめ、Type Approval Code を8桁にして Type Allocation Code と呼ぶようになった。2003年1月1日以降、新フォーマットとなるその時期まで、Final Assembly Code (FAC) は必ず 00 とすることになった。 Reporting Body Identifier は Global Decimal Administrator が割り当てており、IMEIでは(MEIDとは異なり)先頭2桁は必ず十進である。 CDMAの Mobile Equipment Identifier (MEID) は基本的にはIMEIと同じフォーマットだが、各桁を4ビットと規定している。
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