Home automationとは? わかりやすく解説

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エッチ‐エー【HA】

読み方:えっちえー

《home automation》⇒ホームオートメーション


ホーム‐オートメーション【home automation】

読み方:ほーむおーとめーしょん

家庭内エレクトロニクス機器導入して種々の仕事人間代わりにさせること。室温コントロール防犯ホームバンキングなど応用範囲は広い。HA


ホームオートメーション

【英】home automation, HA

ホームオートメーションとは、住居自動化オートメーション)を指す語である。扉や窓の開け閉め電気的に操作したり、各部屋の照明空調手元端末一元的操作したり、といったシステム備えることを指す場合が多い。

事業所オフィス)における各種業務電子化して自動化することはオフィスオートメーションOA)と呼ばれる

ホームオートメーションをはじめとする各種技術使用して自動制御遠隔管理実現する家屋は、スマートハウス呼ばれるスマートハウス2010年代入って実現されつつあり、注目集めている。

Apple発表したiOS 10では「ホームアプリケーション」と呼ばれる機能追加されており、サードパーティ機能組み込むことでホームオートメーションの操作管理iOS行えるようになっている

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ホームオートメーション

(Home automation から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 23:51 UTC 版)

ルームコントロールユニット
CITIB-AMX コントロールパネル
天候によるエネルギー使用量を示すサーモスタット
Wi-Fi対応のドアベル、ドアカメラ
スマートドアロック
インターネットに対応した猫のペットフィーダー

ホームオートメーション: Home automation)とは、個人の住宅におけるオートメーション化のこと。英語ではDomotics(ドモティクス)とも呼ばれる。

概要

大規模工場やインテリジェントビルにおける各種自動化技法(照明室温などの「室内環境」制御、などの「開口部」制御、防犯防火のための「セキュリティシステム」など)を住宅に適用したモノを一般的に「ファクトリーオートメーション (FA)」や「オフィスオートメーション (OA)」になぞらえ『ホームオートメーション(略称 : HA)』と呼んできた。

照明や空調の一括管理、風呂の遠隔自動給湯、セキュリティの確認以外にも、宅内映画館と言えるホームシアターの制御、観葉植物への自動散水やペットへの自動給餌などもHAに含まれ、それらを制御するための「統合リモコン」などのハンドヘルドユニット、もしくはTVやパソコン上などから制御状況を確認・指示できるユーザフレンドリーな「ユーザインタフェース (UI)」持つモノを指す。

かつてはインテリジェントハウスあるいはIT住宅とも呼ばれていたが、近年インターネットとの連携を強調したネット住宅という呼称が生まれた。最近ではそれら全てをまとめた『スマートハウス(もしくは「スマート住宅」)』という名称に変わりつつある。

新築の住宅に建築時からホームオートメーションを採用する場合、制御用の配線が壁に埋め込まれ、配線は分電盤一体のコントローラに接続され、各種制御が行われる。

標準とブリッジ

ホームオートメーションで採用されることを意図した標準規格として、INSTEON、X10EHS (European Home Systems Protocol)、BatiBUS、EIB (European Installation Bus)、KNXLONWORKSAMX、Crestron、C-Bus、UPB、UPnPZigBeeZ-Waveなどがあり、様々な制御に利用可能である。

制御ための配線としては電力線を用いる電力線搬送通信方式や、無線信号を用いるものもあり、いくつかの媒体を定義した標準もある。既存の住宅のホームオートメーション化にあたっては、配線をどうするかが最初の障害となる。

機器によっては、USBによる制御が可能なものもあり、それをホームオートメーションのネットワークに接続することになる。このような場合、なんらかのブリッジが必要となる。ブリッジは、例えば X10 から EIB (European Installation Bus) といった標準から標準への変換を行う。

効用

最新の実装では、部屋に人がいるかどうかだけでなく、その人が誰なのかまで推定し、その人の好みに合った照明、温度、BGM、映像などを設定することができる。また、同時に曜日や時刻やその他の要因も考慮される。

その他に、省エネルギーを考慮した空調の設定をしたりできる。さらに進んだシステムでは、様々な物にRFIDタグをつけておいて、それらの使用状況をホームオートメーションの一環として把握し、買い物リストを自動作成したり、場合によっては自動的にインターネット経由で注文したりできる。

実用的なホームオートメーションの使用法として、火災が発生したときに、家全体の照明を点滅させ警告する、消防署へ自動通報するなどという使い方が考えられる。例えば、ホームシアターがホームオートメーションのシステムと接続されていれば、火災発生時にホームシアターシステムを強制的に終了し、人間に火災を知らせるということも考えられる。

システム

ホームオートメーション・システムの構成要素は次の通りである。

アーキテクチャ

ホームオートメーションの知的制御をどこで行うかによって、アーキテクチャは以下の3種類に分類される。

集中型アーキテクチャ
中心となる1つのコントローラに複数のセンサから情報が送られ、処理され、アクチュエータへの指示が生成される。
分散型アーキテクチャ
センサやアクチュエータも含め、システムの各部に知的制御機能が分散配置される。このときのネットワークのトポロジーはバス型となることが多い。
混合型アーキテクチャ
分散配置されたコントローラが階層化されており、あるコントローラはある範囲のセンサやアクチュエータを受け持つが、それ以外の部分とのやり取りは上位のコントローラを経由する。

配線/通信方法

機能

空調
温度や湿度の制御を含む空調制御
照明
使っていない照明の自動消灯、人間の動きに合わせた自動点灯(消灯)、周囲の明るさにあわせた明るさの調節などを行う。
採光の調節
カーテンなどの開閉を自動化し、外光を取り入れる量を調節する。
オーディオ
オーディオ機器制御。複数の部屋に同じ音楽を聞けるようにするなど。
映像
映像機器制御。複数の部屋に映像信号を配信するなど。カメラつきインターホンと各種映像機器の連携など。
セキュリティ
セキュリティシステムの統合的制御。監視カメラや各種センサによる侵入者検知、不在の場合にも誰かが中にいるように見せかける機能、火災やガス漏れの検知、健康管理システムで住人の健康状態の異常を検知するなど。
インターホン
インターホンの音声を複数の部屋に配信し、住宅内のどこからでも応答可能にする。さらに、これを応用してインターネットに接続するなど。
ロボット
家庭用ロボットの制御。ロボット間の通信など。
その他
各種家電機器の自動制御。車庫のシャッターの自動開閉など。

関連組織

関連項目

外部リンク


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