HoloCure - Save the Fans!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/05 13:35 UTC 版)
| ジャンル | |
|---|---|
| 対応機種 | Windows |
| 開発元 | Kay Yu |
| 音楽 | Eufrik |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 |
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| ゲームエンジン | GameMaker |
『HoloCure - Save the Fans!』(ホロキュア・セーブ・ザ・ファンズ)は、ゲームクリエイター・Kay Yuによって制作されたPC用ローグライクアクションゲーム。2023年8月17日にSteamより発売された。通称「ホロキュア」。日本語、英語、インドネシア語でのプレイに対応している。
日本の女性バーチャルYouTuberグループ・ホロライブの非公式ファンゲームとして同グループを題材に制作され、『Vampire Survivors』や『Magic Survival』から影響を受けて開発された、見下ろし視点型・ローグライク形式のアクションゲームとなっている[1][2]。
2022年6月にitch.ioで初公開され、ホロライブの親会社であるカバー株式会社の許可を得て、2023年8月にSteam版が配信された[3][4]。ゲームはフリーウェアとして提供されており、継続的なアップデートにより新たなプレイアブルキャラクターやゲーム要素が追加されている。なお、2024年11月に配信されたバージョン0.7以降、新機能の追加などを含めた大型アップデートは実施されていない。
ゲームプレイ
プレイヤーはタレントキャラクターを方向キーの上下左右を使用して操作し、次々と出現し集まってくるホロライブのファンを模した敵の集団と戦う[5]。画面は見下ろし視点で構成され、キャラクターは全方向に移動することが可能である[6][7]。攻撃は基本的に自動で行われ、任意に攻撃方向を指定することもできる。
敵を倒すことで資金や経験値を獲得し、経験値を一定量に達するとレベルアップする[5]。レベルアップ時には、武器・アイテム・スキルの中からランダムに提示される4つの選択肢のうち1つを選び、キャラクターを強化できる[8]。特定の武器は最大まで強化すると組み合わせが可能となり、「コラボ」と呼ばれる上位武器を生成できる[8]。さらに条件を満たした場合、一部のコラボ武器は「スーパーコラボ」へと発展する[9]。
ステージクリアには、各ステージで20分間生存し最終ボスを撃破する必要がある。ステージをクリアすると、より難易度の高いステージや、スコアを競うエンドレスモードなどの追加モードが次々と解放される。
ゲーム開始時点で選択できるプレイアブルキャラクターはホロライブEnglish -Myth-に所属する5人のメンバー[10]。他のキャラクターでプレイするためには、プレイで得られるゲーム内通貨「ホロコイン」を使用したガチャで入手する必要がある[5]。通貨の入手にあたって課金要素は存在せず、すべてゲーム内で完結しなければいけない[11]。
各キャラクターには固有の初期武器、必殺技、3種類のパッシブスキルが設定されている[3]。同じキャラクターを複数回入手すると、そのキャラクターの能力値が強化される。また、「ファンダム」システムが存在し、所持数やステージクリア状況に応じてキャラクターごとに経験値とレベルが蓄積される。個別キャラクターの育成に加え、全キャラクターに影響する共通強化要素も購入が可能である。
ホロハウス
本作には「ホロハウス」と呼ばれる別モードがやり込み要素として用意されており、農場の経営やハウスコーディネートなどを体験できるシミュレーションゲームがプレイできる[12][13]。このモードでは料理、作物の栽培、ペットの飼育、「ドリームホーム」と称す住宅の装飾などが行えるほか、リズムゲーム形式の釣り、アクションゲーム『Jump King』を模した「苦難のタワー」、「兎田カジノ」内の複数のギャンブル系ミニゲームなどが収録されている[14][15][16]。
活動によっては「ホロコイン」を得られる場合があり、家の装飾に使用できる家具の購入や本編モードにおけるガチャなどでの使用に充てることができる[13]。本編で解放しすでに所有しているキャラクターが家の周辺を訪れ、釣りや農作業を手伝ってくれることもある[13][17]。
キャラクター
ホロライブプロダクションに所属する、ホロライブ0期生・1期生・2期生・ゲーマーズ・3期生・4期生、ホロライブEnglish -Myth- & -Promise-、ホロライブインドネシア全メンバーの総勢47名がプレイアブルキャラクターとして登場している[4]。キャラクターによって足の早さ・攻撃力・体力などのステータスが異なり、それぞれの固有スキルも存在する[8]。なお、リリース時点でグループより卒業していた一部メンバーも登場している[18][19]。
- アイラニ・イオフィフティーン
- 赤井はあと
- アキ・ローゼンタール
- アーニャ・メルフィッサ
- 天音かなた
- アユンダ・リス
- AZKi
- セレス・ファウナ
- がうる・ぐら
- ハコス・ベールズ
- 姫森ルーナ
- 星街すいせい
- 宝鐘マリン
- 戌神ころね
- IRyS
- カエラ・コヴァルスキア
- 桐生ココ
- こぼ・かなえる
- クレイジー・オリー
- 湊あくあ
- ムーナ・ホシノヴァ
- 森カリオペ
- 紫咲シオン
- 百鬼あやめ
- 七詩ムメイ
- 夏色まつり
- 猫又おかゆ
- 一伊那尓栖
- 大神ミオ
- 大空スバル
- オーロ・クロニー
- パヴォリア・レイネ
- ロボ子さん
- さくらみこ
- 白上フブキ
- 不知火フレア
- 白銀ノエル
- 小鳥遊キアラ
- ときのそら
- 常闇トワ
- 九十九佐命
- 角巻わため
- 兎田ぺこら
- ベスティア・ゼータ
- ワトソン・アメリア
- 夜空メル
- 癒月ちょこ
開発
本作品は、UNDERTALEなどの制作でも使用された2Dゲームの開発に特化したゲームエンジン・Game Makerを用いて開発された[20]。Kay Yuは本作の制作以前からアニメーターやゲームクリエイターとして活動しており、これまでにがうる・ぐら&森カリオペ『Q』ミュージックビデオのアニメーション制作、猫又おかゆ『ネコカブリーナ』ミュージックビデオの原画制作を務めたほか、『River City Girls』のリードアニメーターや、『お兄ちゃんはおしまい!』などのテレビアニメ作品のアニメーターとしても活動していた[8][21][22][23][24]。
Kay Yuは、本作品の制作についてあくまでも「推し活」の一環であるとしており、空いた時間で自身もファンとして楽しんでいるホロライブへの「お返し」としてイラストやアニメーション以上のものを制作したいと考え、当時話題を集めていた『Vampire Survivors』に似たゲームを制作したいと思い2022年2月より制作が開始された[19][25][26]。
上記の理由も含め、Kay Yuは純粋にゲームをホロライブのメンバーやファン、その他のゲーマーに楽しんでもらいたいと考えており、本作の収益化には関心がない[27]。開発作業のおよそ75%を自身で担当し、音楽や翻訳、一部のアートワークについては外部協力を受けたと述べている[27]。制作にかかった開発費はアニメーターとしての収入で賄えたとしており、「生活に困らず、制作時間を確保できて、プレイヤーが楽しんでくれるならそれで十分だ」と語っている[27]。
2023年8月、ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社と協議を進め、従来と同様に「非公式のファンゲーム」でフリーウェアという状況は保ちつつ、大手PCゲーム販売プラットフォーム・Steamでの配信が実現した[6][28]。itch.io版を利用していたプレイヤーは、セーブデータをSteam版へ移行できた。配信のきっかけとなった主な原因は、ゲームのアップデートを簡単に行えるランチャーに予期せぬ問題が発生し解決が不可能となったためであると公表されている[25]。
リリース以降も精力的にキャラクターやコンテンツの追加などアップデートを実施しており、過去のインタビューでは何らかの事情により本作に携わることができなくなるまでアップデートを行いたいと意向を述べていた[29]。アップデートなどの詳細は下記の「リリース」項に記載する。なお、スマートフォン版の制作に関する計画は2024年11月時点で未定と発表されている[30]。
リリース
最初のリリース版は、2022年6月23日にitch.ioで配信され当時存在していたホロライブEnglishの11名が収録されていた[注 1][31]。同年9月には初の大型アップデートが行われ、日本のホロライブ0期生およびホロライブゲーマーズの全メンバーが追加された[注 2][32]。2023年2月には日本の1期生・2期生が実装され、同年8月にはSteam版の配信開始と同時にホロライブインドネシアの全9名が追加された[注 3][33][注 4][34]。2024年11月に配信されたバージョン0.7では、日本の3期生および4期生が新たに登場している[注 5][35]。バージョン0.7以降、新機能の追加などを含めた大型アップデートは実施されていない。
反響
itch.ioでのリリースから翌日、本作は大きな注目を集めて約5万件のダウンロードを記録し、開発者の想定を上回るプレイヤーがゲームに殺到したことにより、オンライン上でリザルトを共有しスコアを競うことが可能なリーダーボード機能が利用停止された[36]。詳細な理由について、「あまりにもプレイヤーが増えすぎたため」との旨が発表されており、データベースを維持するコストが想定を大幅に超えたことが原因だったと後に明かされている[29]。
さまざまな動画配信者もライブ配信や実況プレイ動画内で本作をプレイしていた[37]。また、初の大型アップデートを前に小鳥遊キアラが先行プレイを行うなど、多くのホロライブメンバーも本作をプレイする様子を配信した[8][38][39]。
評価
| 評価 | ||||||||||||
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さまざまなメディアやレビューサイトにおいては、概ね好意的な評価を得ている。レビュー収集サイトのMetacriticにはユーザーによる55件のレビューが寄せられ、2026年1月時点でのレビュー平均点は10点中8.7点を獲得した[40]。
Steamでは配信開始からおよそ10 時間でユーザーの99%が好意的と評価し、同時接続者数はピーク時に4万5千人に達しており、GamesRadarは「ほとんどのインディーズが夢見ることしかできなかった種類の成功」と評した[41]。2026年1月時点でレビュー総数は約4万件を集め、評価は「圧倒的に好評」の状態を維持している[42]。
GamesRadarのAustin Woodは、本作を「Vampire Survivors 系作品の中でも特に完成度が高い」と評し、VTuber やホロライブへの関心の有無にかかわらず、純粋なアクションゲームとして高い評価に値すると述べた[43]。また、Rock, Paper, ShotgunのEd Thornは、本作の完成度の高さに驚きを示しつつ、『Vampire Survivors』と比較して、成長のテンポがやや緩やかで、複数のメニューや育成要素が人によっては複雑に感じられる可能性があると指摘した。
受賞
| 年 | 賞名 | カテゴリ | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | The Vtuber Awards |
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ノミネート | [44] |
holo Indie
2023年11月15日、カバー株式会社は二次創作ゲーム制作の支援を目的としたゲームブランド「holo Indie」と同ブランドの運営を行う子会社「シー・シー・エム・シー」を立ち上げることを発表した[45][46][47]。カバーは設立の背景について、きっかけとして本作や「Idol Showdown」を挙げておりこれらの二次創作ゲームが大きな脚光を浴びていたことが大きな原因であると説明している[46][45]。なお、Kay Yuはブランドの立ち上げ後も独立して本作の開発を継続する意向を示しつつ、自身の次回作『Holo X Break』は同ブランドからリリースした[48][49]。
脚注
注釈
- ^ 2022年6月23日:ワトソン・アメリア、がうる・ぐら、一伊那尓栖、小鳥遊キアラ、森カリオペ、ハコス・ベールズ、オーロ・クロニー、セレス・ファウナ、七詩ムメイ、九十九佐命、アイリス
- ^ 2022年9月9日:ときのそら、AZKi、ロボ子さん、星街すいせい、さくらみこ、白上フブキ、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころね
- ^ 2023年2月10日 - アップデート0.5:赤井はあと、夏色まつり、夜空メル、アキ・ローゼンタール、湊あくあ、大空スバル、癒月ちょこ、紫咲シオン、百鬼あやめ
- ^ 2023年8月17日 - アップデート0.6:アユンダ・リス、ムーナ・ホシノヴァ、アイラニ・イオフィフティーン、クレイジー・オリー、アーニャ・メルフィッサ、パヴォリア・レイネ、ベスティア・ゼータ、こぼ・かなえる、カエラ・コヴァルスキア
- ^ 2024年11月15日 - アップデート0.7:兎田ぺこら、不知火フレア、白銀ノエル、宝鐘マリン、天音かなた、角巻わため、常闇トワ、姫森ルーナ、桐生ココ
出典
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- ^ “【ホロキュア】ホロライブ題材のファンメイド作品がSteamで無料配信決定。カバーと協議した上で公開が可能に。セーブデータ状態は維持される | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年5月12日). 2026年1月23日閲覧。
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- ^ a b “【ホロライブ】無料の非公式ファンゲーム『ホロキュア』が本日(8/17)配信。迫る大勢の敵(ファン)を倒す(救済する)見下ろし型のローグライクアクション | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年8月17日). 2026年1月24日閲覧。
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- ^ a b c d e “ホロライブ題材のファンメイド作品『ホロキュア』プレイレビュー。「これが無料!?」と驚き&プレイが止まらない完成度。あまりにもこだわり抜かれた元ネタも解説! | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2022年7月6日). 2026年1月24日閲覧。
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{{cite news}}:|last=に無意味な名前が入力されています。 (説明)⚠ - ^ “『ホロキュア』兎田ぺこら、宝鐘マリン、そして桐生ココも!次回アプデで追加される“9キャラクター”が出揃う”. インサイド (2024年9月27日). 2026年1月24日閲覧。
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- ^ “ホロライブの二次創作ゲームブランド「holo Indie」立ち上げ、有償配布をサポートへ!近日中に第1弾『ホロパレード』も配信”. インサイド (2023年11月15日). 2026年1月24日閲覧。
- ^ akn (2024年3月7日). “「ホロライブ」の二次創作アクションゲーム「Holo X Break」が制作中 5期生がプレイアブルキャラクターに”. MoguLive. 2026年1月24日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- HoloCure (@HoloCureGame) - X(旧Twitter)
- HoloCure - YouTubeチャンネル
- HoloCure_-_Save_the_Fans!のページへのリンク