GlassFish v2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 03:13 UTC 版)
「GlassFish」の記事における「GlassFish v2」の解説
GlassFish v1はJava EE 5の参照実装としての色合いが強く、単一インスタンスに特化していた。2つめのメジャーリリース (GlassFish v2) ではその点を大幅に改善したものとなった。GlassFish v2の新機能は以下の通りである。 クラスタリングおよびHADBの提供。JXTAベースのインメモリ・レプリケーション・メカニズムが含まれる。 商用レベルの管理・監視機能の提供。これには管理コンソール(Webベース)、ドキュメント、CLIの監視機能が含まれる。 オールインワン。SJS AS 8.xには複数のエディションがあったが、GlassFish v2ではそれらが統合された。 Metro Webサービスフレームワークとマイクロソフト製品 (.NET Framework 3.0) との相互接続性の保証。 パフォーマンスの向上。オープンソース・アプリケーションサーバで唯一SPECjAppServer 2004ベンチマークを実施し、BEA WebLogicとIBM WebSphereを凌ぐ結果を出した。 GlassFish v2の最初のリリースは2007年9月17日に行われた。このバージョンのサンにおける名称はSun Java System Application Server 9.1である。GlassFish v2は2011年1月時点で4回のアップデートリリース(無償)と21回のパッチリリース(サン/オラクルの有償サポートによる)がリリースされており、今後もパッチリリースが予定されている。 なお、GlassFish v2.1において、サンにおける名称がSun GlassFish Enterprise Server 2.1に変更され、以降バージョン番号がコミュニティ版と商用版で統一された。
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