GNPからGNIへとは? わかりやすく解説

GNPからGNIへ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 16:14 UTC 版)

93SNA」の記事における「GNPからGNIへ」の解説

68SNAにおける国民総生産GNP)の概念廃止し、ほぼ同一概念として国民総所得GNI)を導入したGDP海外からの純所得加えた概念であるため、所得概念としてとらえることがより的確であると判断したため。名目GNP名目GNIとまった同一だが、実質にあたり従来実質GNPには輸出入実質的な数量差による純輸出含まれるものの、輸出入価格デフレーター)の差によって生じ所得実質額(=交易利得)が盛り込まれていないという問題がある。このため93SNAでは、所得実質化する際に、交易利得加えて新たな調整行った

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GNPからGNIへ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 03:03 UTC 版)

国民総生産」の記事における「GNPからGNIへ」の解説

国民総所得 (GNI) は「当該国居住者主体によって受け取られ所得総額」で、国内総生産国外からの所得雇用者報酬財産所得)の純受取加算したものである内閣府発表している日本国民経済計算では、2000年から93SNA(注:1993年国際連合勧告した国民経済計算体系)に移行したことに伴って国民総生産 (GNP) に替わる概念として国民総所得 (GNI) が統計掲載されている。68SNA(注:1968年国連勧告)における名目GNP93SNAにおける名目GNI概念的にも全く同一のものであるが、68SNA基づいて推計されてきた実質GNP93SNAにおける実質GNI輸出入価格の差によって生じ所得実質額(交易利得)の分だけ異なっている。GNP替わってGNIという概念使われるようになったのは、GNP (GNI) がGDP雇用者報酬投資収益などの財産所得企業所得など海外からの所得加えたものであり、生産というよりは所得指標という性格が強いと言えるからである。

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