戦国自衛隊 (映画)
(G.I. Samurai から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 15:34 UTC 版)
『戦国自衛隊』(せんごくじえいたい、G.I. Samurai)は、1979年の日本映画。主演・アクション監督:千葉真一、監督:斎藤光正、製作:角川春樹事務所、カラー・ビスタビジョンサイズ、139分。
注釈
- ^ アクション監督を兼務。
- ^ 西日本空輸所属のヘリコプター・パイロット。10,700時間以上の飛行経験を持ち、当時の日本では加納を含めて5人しかいなかった。その自由自在な操縦技術で城郭や馬にギリギリまで近づくなど、リアルさと迫力を反映させることとなり、千葉真一・斎藤光正らスタッフ一同を感嘆させた[1][3]。加納は本作公開から約2年後の1981年8月11日、鹿児島県種子島沖の海上で墜落事故に遭い、搭乗していた同僚と共に亡くなった[4]。
- ^ 当時のカメラは今と比べると、はるかに大きく重かった。
- ^ ロケーション撮影は丸岡城で行われた。
- ^ サウンドトラックは、主題歌が7曲もある豪華なものとなった[5]。
- ^ 戦国時代とはいえ、自衛隊員が無許可で離隊すること、民衆を襲う、隊員同士が戦闘する内容に否定的な自衛隊は、前年の角川映画『野性の証明』に防衛庁が協力しなかったのと同様に、本作への支援を一部に止めた。
- ^ a b 本作における夏八木勲は、芸名を夏木勲として出演している。
- ^ 配給収入は宣伝費を含めた製作費に近い金額となった[22]。1980年度邦画配給収入第5位[23]。
- ^ 作中では複数台が登場するが、これはCGによる合成処理である。
出典
- ^ a b c d e f g 「日本映画レトロスペクティブ 第3回 千葉真一」『日本映画専門チャンネル』 2011年11月3日23:00 - 、4日14:00 - 、23日14:00 - 、29日21:00 - 、30日14:00 - 、12月16日18:30 - 、30日14:00 -
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924→2011』キネマ旬報社、2012年、390頁。ISBN 978-4-87376-755-0。
- ^ a b c d e f g h プロダクションノート、26 - 27頁。
- ^ “魔改造で戦車を自作!真田広之の危険すぎるスタント! 1979年『戦国自衛隊』は製作費11億超のお正月アクション大作!!”. BANGER!!! (2021年1月25日). 2022年11月30日閲覧。
- ^ a b c 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P147
- ^ a b c 角川春樹 「製作意図」
- ^ a b c 「あとがき」
- ^ 「邦画新作情報」『キネマ旬報』1979年5月下旬号、キネマ旬報社、180頁。
- ^ 『バラエティ』1979年12月号、角川書店、53頁。
- ^ 高平哲郎「JJサニーちば、真面目さと優しさに溢れ…」『ZAKZAK』産経デジタル、2011年5月18日。2014年12月10日閲覧。オリジナルの2014年12月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 脇田巧彦「アクションに賭ける男・千葉真一」、21頁。
- ^ a b c 千葉真一『千葉真一 改め 和千永倫道』山と渓谷社、2008年、73 - 74頁。ISBN 4635340228。
- ^ 戦国自衛隊大全、110頁
- ^ 戦国自衛隊大全、113頁
- ^ 「原作『戦国自衛隊』について」戦国自衛隊大全、21頁
- ^ 戦国自衛隊大全、37頁
- ^ a b c d e f g h i j k 山崎伸子 (2022年11月1日). “43年目の『戦国自衛隊』撮影秘話!江藤潤が明かす、千葉真一や渡瀬恒彦との“合宿生活””. MOVIE WALKER PRESS. 映画ニュース・読みもの. ムビチケ. 2022年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月6日閲覧。
- ^ 戦国自衛隊大全、88頁、107頁
- ^ a b c “俳優・江藤潤が明かす「肉体鍛錬の裏話」”. 現代ビジネス. ほとばしる熱気と殺気…!俳優・夏八木勲の野性は、いかにして生まれたのか. 講談社. p. 4 (2022年11月22日). 2022年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月6日閲覧。
- ^ 戦国自衛隊 - ぴあ
- ^ a b c 『キネマ旬報』 2000年10月下旬号、角川春樹インタビュー
- ^ a b c d 「角川春樹氏特別インタビュー 「戦国」から「大和」へ!!」『ビッグマンスペシャル 戦国自衛隊パーフェクトBOOK』、世界文化社、2005年、12 - 15頁、ISBN 4-418-05120-1。
- ^ 1980年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ 戦国自衛隊大全、105頁
- ^ 「千葉真一60周年祝賀会に俳優家族4人初勢ぞろい!」『iza』、2019年11月8日。2021年9月16日閲覧。
- ^ “夏八木勲「親友・千葉真一が明かした骨太“名脇役人生”」”. アサ芸プラス. 徳間書店 (2013年5月29日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ 「千葉真一さん死の直前まで温めていた本格時代劇復活と新「戦国自衛隊」構想」『日刊スポーツ』、2021年8月21日。2021年9月16日閲覧。
- ^ 速水亮 (2015年12月24日). “楽しかった想い出が甦る”. 速水亮アクターズ日記. その他舞台、演劇. Yahoo! JAPAN. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月21日閲覧。
- ^ 斎藤雅道 (2019年12月13日). “「角川61式戦車」どこへ? 宮沢りえ『ぼくらの七日間戦争』で搭乗 元『戦国自衛隊』2.「角川61式」2019年現在のありかは…?”. 乗りものニュース
- ^ “『99年の愛~JAPANESE AMERICANS』今夜放送!”. ロケ応援団 フィルムコミッション富士blog (2011年12月26日). 2021年9月19日閲覧。
- ^ “「真実の〝二十六夜参り〟」”. 別冊戦争映画観戦記 (2011年1月24日). 2021年9月19日閲覧。
- ^ 水溜りボンド「本物の戦車でドライブスルー行ってみたwww」 - YouTube ※2021年9月19日閲覧
- ^ 佐伯邦昭 (2002年9月23日). “2002年の状況”. ヒコーキ雲. 中日本航空専門学校の展示機その他. インターネット航空雑誌ヒコーキ雲. 2016年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月21日閲覧。
- ^ “新田真剣佑、主演作のヒット祈願で大吉引き当てる「最高」”. 映画.com. 映画ニュース. エイガ・ドット・コム (2021年2月11日). 2021年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月21日閲覧。
- ^ 轟夕起夫「日本一多作な男が日本一寡作な男の半生に迫る! 長谷川和彦vs三池崇史」『轟夕起夫の映画あばれ火祭り』河出書房新社、2002年、237頁。ISBN 4-309-26533-2。
- ^ 「スクープ! 今井雅之さん、幻の「戦国自衛隊」遺していた 20年前に続編の脚本執筆 (1/2ページ)」『ZAKZAK』産経デジタル、2015年7月16日、1面。2015年7月18日閲覧。オリジナルの2015年7月18日時点におけるアーカイブ。
- 1 戦国自衛隊 (映画)とは
- 2 戦国自衛隊 (映画)の概要
- 3 スタッフ
- 4 メディア
- 5 サウンドトラック
- 6 参考文献
- 7 脚注
- G.I. Samuraiのページへのリンク