F187
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/11 14:01 UTC 版)
「フェラーリ・F187」の記事における「F187」の解説
F187は1987年シーズン用のマシンとして完全に新設計された。設計者のブルナーはデザインを残してチームを離れ、フェラーリに新加入したジョン・バーナードが改良を施した。さらにシーズン後半は、ハーベイ・ポスルスウェイトがレース現場でのエンジニアリングを担当した。 V6ターボエンジンのバンク角は前年までの120度から90度へと変更され、シリンダーブロックの材質もアルミ合金から鋳鉄に改められた。ポップオフバルブの装着義務化により過給圧が4バールに制限されたが、予選では950馬力、決勝では880馬力を発生した。 ディフューザーの形状を優先した結果、ギアボックスも312Tシリーズ以来使用していた横置きから縦置きに変更された。 車体は全体的に前年のF186よりも低くなり、サイドポンツーンもコンパクトになっている。なお、ブルナーが移籍先のリアルで1988年に発表したARC1はF187によく似ており、「青いフェラーリ」の異名をとった。 F187は、シャシーナンバー95から101までの7台が製造された。また、シャシーナンバー101は、1988年のメキシコ、カナダ、アメリカの各GPでスペアカーとして使用された。
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