F100-PW-229/229A/229EEP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 07:01 UTC 版)
「プラット・アンド・ホイットニー F100」の記事における「F100-PW-229/229A/229EEP」の解説
F100-PW-229は、220Eを基にFADECの搭載、ファンと圧縮機段の改善、構成部品の寿命延長などにより、メンテナンスが簡素化されている。229は1989年に飛行し、ドライで17,800 lbf (79.2 kN)、最大29,160 lbf (130 kN)の推力を有する。 F100-PW-229AにはF-22用のF119や、F-35用のF135の開発によって得られた技術が投入されており、最新素材のタービンが組込まれ、温度管理技術やコンプレッサーの空力設計、電子制御などが新しくなっている。なお、229Aは元の寸法を維持するためアフターバーナー部が229と比べ若干短くなっている。推力29,100 lbf (129 kN)。 F100-PW-229EEPは、リアルタイム監視システムの装備、デジタル電子エンジン制御(DEEC)システムのアップグレード等により、従来の4,300メンテナンスサイクルから6,000メンテナンスサイクルに改善されメンテナンス費用の削減が図られている。 229は主にF-15Eとその派生型に搭載されている。なお、-229系のうちF-15 ACTIVEに搭載されたものには三次元推力偏向ノズルが搭載されている。
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