Enterococcus faecalisとは? わかりやすく解説

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腸球菌 [Enterococcus faecalis]

 以前レンサ球菌分類されていたが、現在は糞便レンサ球菌Streptococcus faecalis)とも呼ばれる。腸球菌は、溶血性はないが、6.5%の食塩存在下で増殖でき、更にpH9.6のブイヨン中でも発育できる、抵抗性のあるである。名前の通り連鎖状に連なり連鎖方向に少し膨らんでみえる楕円形の球菌で、鞭毛持たない為に運動性はない。ヒト温血動物糞便から検出され尿路感染症感染性心内膜炎患者からも検出される事もある。

エンテロコッカス・ファエカリス

(Enterococcus faecalis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/10 04:03 UTC 版)

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エンテロコッカス・ファエカリス
分類
ドメ
イン
: 細菌 Bacteria
: フィルミクテス門 Firmicutes
: バシラス綱 Bacilli
: ラクトバシラス目 Lactobacillales
: エンテロコッカス科 Enterococcaceae
: エンテロコッカス属 Enterococcus
: E・ファエカリス Enterococcus faecalis
学名
Enterococcus faecalis
(Andrewes and Horder 1906) Schleifer and Kilpper-Bälz 1984

エンテロコッカス・ファエカリスEnterococcus faecalis)は、グラム陽性芽胞非運動性の通性嫌気性の乳酸菌である。動物消化器官の常在菌で、ほとんどの健康な人にもみられる一方、まれに尿路感染症敗血症を引き起こすことがある。抗生物質耐性を備えたE. faecalisが医療現場で問題となっている[1]

球菌で、しばしば双球菌、または短い連鎖球菌の形をとり、かつてはStreptococcusとされていた。1984年に本菌をタイプ種とするエンテロコッカス属が設置され、Enterococcus faecalisとなり、現在に至る[2]

出典

  1. ^ Sherris Medical Microbiology (4th ed.). McGraw Hill. (2004). pp. 294––5. ISBN 0-8385-8529-9. 
  2. ^ Karl H. Schleifer and Renate Kilpper-Bälz (1984). “Transfer of Streptococcus faecalis and Streptococcus faecium to the Genus Enterococcus nom. rev. as Enterococcus faecalis comb. nov. and Enterococcus faecium comb. nov.”. International Journal of Systematic Bacteriology 34 (1): 31-34. 

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