DebuggerDisplayAttribute コンストラクタ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

DebuggerDisplayAttribute コンストラクタ

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

DebuggerDisplayAttribute クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    value As String _
)

Visual Basic (使用法)

Dim value As String

Dim instance As New DebuggerDisplayAttribute(value)

C#

public DebuggerDisplayAttribute (
    string value
)

C++

public:
DebuggerDisplayAttribute (
    String^ value
)

J#

public DebuggerDisplayAttribute (
    String value
)

JScript

public function DebuggerDisplayAttribute (
    value : String
)

パラメータ

value

型のインスタンスの値列に表示される文字列。null 参照 (Visual Basic では Nothing) は空の文字列 ("") と同等です。

解説

value パラメータには中かっこ ({ と }) を含めることができます。中かっこに囲まれたテキストは、フィールド、プロパティ、またはメソッドの名前と見なされます。たとえば、次の C# コードでは、正符号 (+) を選択して MyTable のインスタンスのデバッガ表示を展開すると、"Count = 4" が表示されます。

[C#]

[DebuggerDisplay("Count = {count}")]
class MyTable
{
    public int count = 4;
}

式で参照されるプロパティに適用する属性は処理されません。コンパイラによっては、対象の型の現在のインスタンスに対して、この参照への暗黙的なアクセスだけを持つ、一般的な式を使用できる場合があります。式には、エイリアス、ローカル、またはポインタへのアクセスを含めないという制限があります。

使用例

次のコード例では、正符号 (+) を選択して MyHashtable のインスタンスのデバッガ表示を展開すると、継承された Hashtable クラスからの Count プロパティの値が表示されます。結果を確認するには、DebuggerDisplayAttribute クラスのトピックで取り上げているコード例全体を実行する必要があります。

C#

[DebuggerDisplay("Count = {Count}")]
[DebuggerTypeProxy(typeof(HashtableDebugView))]
class MyHashtable : Hashtable

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
DebuggerDisplayAttribute クラス
DebuggerDisplayAttribute メンバ
System.Diagnostics 名前空間