Display Manager
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Display Manager(ディスプレイマネージャ)とは、APOLLO Domainシリーズのワークステーションで使用されていた、アポロコンピュータ社独自に開発されたウィンドウシステムである。このディスプレイマネージャは、初代のワークステーションから実装され、日本に普及後、日本語化した漢字ディスプレイマネージャとして発売された。
概要
ディスプレイマネージャは1981年、アポロコンピュータ社が世界最初のEWSとしてDN100を出荷していた時から搭載されていたウィンドウシステムである。 最大の特徴は、4種類のウィンドウをもち、DMコマンドと言う制御コマンドをもち以下を制御する機能を搭載していた。
- ウィンドウ制御
- ペーストバッファ制御
- テキスト入力制御
- 検索
- 置換え
- キー定義制御
- プロセス生成制御
- ログイン・ログアウト制御
漢字ディスプレイマネージャは、上記機能に加えフロントエンドプロセッサ機能を搭載していた。
搭載OS
ディスプレイマネージャは、アポロコンピュータ社が開発したOS、AEGISおよびDOMAIN/OSに搭載され、HP-UXのオプションソフトウェアとして販売されていた。
DOMAIN/OSになったとき、X Window Systemを取込みディスプレイマネージャと並列に動作可能な環境が提供された。 ただし、UNIXで構築された動作環境を取り込む目的で搭載したものであり、X-WINDOWアクセラレータなど高速化させる仕組みはハードウェアではサポートされなかった。(当時のコンピュータではX-WINDOW SYSTEMは非常に重いソフトウェアであった)
HP-UXには、オプションソフトウェアで一時的に販売されていた。 ディスプレイマネージャ環境の開発能力は、X-WINDOW SYSTEMをはるかに超えるものであったが、高価であったことと、極端な環境の変化となるため企業投資上売れなかった。さらにHP-UXは、AEGISやDOMAIN/OSのような分散OSではないため、その真価を発揮できなかった。
4種類のウインドウ
DM入力ウィンドウ
DMコマンド入力する専用ウィンドウ
DM出力ウィンドウ
DMコマンド実行結果を表示する専用ウィンドウ
トランススクリプトパッド
フォアグランドで動作するプロセスを表示するウィンドウで、起動時に指定されたシェル(コマンドラインインターフェース)が操作する。 トランススクリプトパッドは、操作結果履歴が残るリードオンリーの編集パッド領域と、シェルコマンド入力領域をもつウィンドウを言う。 入力領域をホールド機能で固定すると、編集パッドと同等の編集操作が可能で、その場でスクリプト編集が行えた。
編集パッド
テキストファイル編集をサポートするウィンドウである。 編集能力は、現在のPC上の高機能エディタ(例:秀丸エディタやさくらエディタ)の能力を備えていた。 そのため、UNIXでは一般的とされるviやEmacs等の端末に縛られるエディタは、APOLLO Domainシリーズのワークステンション以外のワークステーション使用者用の救済コマンドであった。
DMコマンド
DMコマンドはテキストのスクリプトとしてDM入力ウィンドウ上で実行が可能で、利用者しだいで、メニュー表示や漢字変換システムなどを利用者に合わせて製作が容易にできた。 これらをスクリプトをキー定義することで、より使いやすい環境を自前で製作が可能であった。
参考文献
- AEGIS COMMAND REFERENCE(Apollo Computer社)
- Domain/OS display manager - Command reference (1988-07 HP社)
「DM (windowing system)」の例文・使い方・用例・文例
- 社員全員でAIDMAに応じたマーケティング目標を考える。
- AIDMAの法則を活かして、消費者の購買意欲を高めよう。
- 社会価値の保護者としての役割についての自意識―DMポッター
- DMZがちょうどその丘の上で始まる
- パーティー参加者を長時間アクティブな状態にしてくれるので、MDMAはパーティーでしばしば使用される
- DMF指数という,虫歯予防の目標を示す数値
- また,合成麻薬MDMAが,記録的な量で押(おう)収(しゅう)されている。
- DMVが試験営業開始へ
- 北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)は新たに開発されたデュアル・モード・ビークル(DMV)の試験的な営業運行の提供を2007年4月に開始する予定だ。
- DMVは線路と車道のどちらでも走行することができる。
- 試験運行中,DMVは北海道東部の釧(せん)網(もう)線で浜(はま)小(こ)清(し)水(みず)駅と藻(も)琴(こと)駅の間を走行する予定だ。
- JR北海道はDMVでの往復を含んだ観光ツアーを検討している。
- 同社はDMVによって釧網線の乗客が増加することを期待している。
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