DINコネクタとは? わかりやすく解説

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DINコネクタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 06:45 UTC 版)

5pin DINコネクタ(オス)

DINコネクタ(ダインコネクタ、あるいは、ディンコネクタ)とはドイツ工業品標準規格 (DIN:Deutsches Institut fur Normung) により規格化されたコネクタ一般のことで、丸形コネクタを指すことが多いが、VMEバスのような電子基板同士を接続するツーピースコネクタもある。

丸形コネクタ

いわゆるDINコネクタと称されるもので、プラグ側の形状は直径13.2mmの丸い金属シールドの内側に2ピンから8ピンの信号線を配置している。一般にプラグの信号ピンはオス、レセプタクル(ジャック)はメスである。金属シールドの一部が凹んでいるため、信号ピンが別のジャックに入るのを防いでいる。 メーカーによってはプッシュロック、回転式ロック機構を備える互換品を製造している場合があるが一般にはロック機構は無く、抜けやすい。

丸形コネクタの応用

関連規格番号

DIN41612規格

DIN41612規格は、一般的にDINコネクタに定められている規格であり、この他にも、DIN規格はDINコネクタのような丸型コネクタに関する規格を定めているものがある。また、DIN規格はドイツ工業会規格である。

スピーカーDINコネクタ

スピーカDINコネクタ
メス(左)とオス(右)

2PINのコネクタで、オスは真ん中に横長のピンがあり、その上に細い丸型のピンがある。対してメスは真ん中の受け口がプラス型、上がマイナス型をしており、視覚的にどちらが陽極か見分けることが出来る。規格としては旧型であり、昔のスピーカーなどにその名残を見ることが出来るが、現在ではほとんど流通していない。ただし部品を通信販売などで購入することは可能。フランスではDIN HPと呼ばれる(HPはスピーカーのフランス語、オーパルールHaut Parleurの略)。歴史的な電子楽器オンド・マルトノの旧型機種のスピーカー出力に採用されている。

小型丸形コネクタ

いわゆるミニDINコネクタと称される物で、プラグの形状はDINコネクタより小さい直径9.5mmになっている。

ツーピースコネクタ

電子基板同士の接続に利用されるコネクタである。主としてコンピュータバスであるとかモジュール化されたユニットをマザーボードと接続する際に多用される。エッジ・コネクタと比較して基板の厚さによる接触圧の影響を受けないために安定した接続が可能である。2列あるいは3列で64ピンから96ピンの物が一般的だが大電流用の物や同軸コネクタを組み込んだ物など多くのバリエーションがある。

ツーピースコネクタの応用

ツーピースコネクタの関連規格番号

関連項目

外部リンク

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